響灘ビオトープ水生生物部

水辺の生きものの楽園「響灘ビオトープ」
水生生物の調査成果や体験活動の様子を通じて
その魅力をご紹介します!

コガタノゲンゴロウ、やはりおったか!

2009-01-11 18:48:33 | ゲンゴロウ

11月15日、県北のある溜池での水昆調査を手伝った。





季節的には遅かったが、それでもワクワクする。

溜池の場所、様子など、様々な条件から「居そうな種」を

あれこれ想像しながら網を入れていく。


その一つが、「コガタノゲンゴロウ」。

このエリアでは記録は久しくないが、

良い池があれば居てもよさそうなエリアでもある。


そして今日のこの池は、良い池の雰囲気。

みんなの期待感が高まる。





そうこうするうち、「いました!」

と6代目魚部員のk野君の声。




公的な記録ではないけど、

1995年にもう少し山側にある隣町で採集した

という話を、採集した本人からうかがったことがある。


ポツポツと数は少ないのかもしれないけれど、

条件の良い池などにまだ残っているのかも知れない。





水生昆虫保全のシンポジウム

2009-01-03 21:16:31 | ゲンゴロウ

2008.12.14、北九州市立自然史・歴史博物館にて、

昆虫学会九州支部・鱗翅学会九州支部の合同大会があった。



そこで、「水生昆虫の保全」をテーマにしたシンポジウムがあり、

魚部発で専門家や鞘翅学会の方々が取り組む「東九州道」問題や

これから魚部が取り組もうとしている地元の問題について、

専門家や魚部OBや現役部員、顧問が話題提供した。





当初、参加者40人程度とうかがっていたが、とんでもない!

その倍くらいはいた!!


学会員だけでなく(魚部も非学会員だけど)、

一般の方、マスコミ関係者、

そして何より当該のNEXCO西日本の方も来られていたそうだ。





まずトップバッターは、苅部氏。

研究者として専門的立場から取り組んできた

様々な事例と、自身の考えや思いをタップリ語る。





次に地元で、素人で部活動ながら保全に取り組もうとしている

われら魚部。

まずは、魚部とは何者なのかを、部長h田君が話す。




続いて、元魚部長で、今は東農大生のk藤君。

彼が見つけたキボシチビの生息池が今、

極めて不十分な環境調査により東九州道のルートとなって

埋め立てられようとしている。

そのことを、彼が3年間取り組んできた福岡県の水生昆虫相

調査の話の中心に据えて、ビックリするほど熱く思いを語った。




最後は、顧問イノウエ。

いつもは部員たち任せなんだけど、お鉢が回ってきたので・・



最後の懇親会まで魚部一同もご一緒させていただき、

そこではお一人おひとりと様々に楽しいお話をさせていただいた。

中には、顧問イノウエの話題で、保全を進展させていくのに

ズバリ!な方もいらっしゃって、その意味でも非常に有意義だった。