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JR川西池田駅から池田市内に向かうバスが廃止されます <12/31追記あり>

阪急バスの池田市内・川西市内の路線では、2022年12月17日の阪急電鉄のダイヤ改正と同時に路線の再編が実施されます。

https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20221217f.pdf

大きなポイントは以下の2点です。

1.JR川西池田駅と阪急池田駅を結ぶバス路線の廃止

2.阪急バス伏尾台営業所の廃止(現在管轄する路線は12月17日から上記廃止区間を除き他の営業所に移管)

https://www.hankyubus.co.jp/rosen/route/2116_fushio.html

JR川西池田駅は1893年の開業以来現在の川西市内にありますが(場所は時代とともに微妙に移動)、1951年までは「池田駅」でした。当時は寒村だった川西村ではなく、猪名川の対岸にあり当時から栄えていた町の名前を採用したわけですが、川西の発展に伴い駅名改称の声が高まり、池田との妥協策として「川西池田駅」に変わったものです。現在は池田市に行くには阪急電鉄一択ですが、川西池田駅からも平日6往復・土休日3往復のみですが猪名川を渡る路線が存在していたものの、利用実態を踏まえ今回廃止が決まりました。

また、伏尾台営業所はその名の通り1970年代に池田市北部に開発されたニュータウン「伏尾台」の中にあります。2022/5/23付ブログ記事「廃止された「阪急池田西のりば」のその後」で書いた通りかつては伏尾台と阪急池田駅の間に現在よりずっと多い本数のバスが運行されており、専用のバスの車庫が必要だったわけですが、オールドタウン化および伏尾台の北の端にあった大阪府立池田北高校の消滅(2015年の新入生限りで募集停止・2018年3月閉校)に伴う便数減で必要性は薄れ、ついに廃止となるものです。なお、旧阪急池田西のりば跡地の建物の解体工事は2022年12月時点でも継続中で、まだ更地にはなっていません。

JR川西池田駅2番のりばで発車待ちの阪急池田駅経由伏尾台方面の阪急バス。ちなみに、この日はここから乗車して阪急池田駅で降りる客が複数人おられました(JR川西池田駅~阪急川西能勢口駅<池田の隣駅>間は歩いて数分ですが)

本来ならば「標柱の枠内に12月17日以降の時刻表を掲示し、12月16日までは別途標柱下側に掲示」なのですが、こののりばから発車するバスは12月17日以降消滅する(もう1路線の愛宕原ゴルフ場行もJR川西池田駅~阪急川西能勢口間廃止)ので、枠内に時刻表は既にありません・・・

このバス停に停車するバスは12月16日限りでなくなります。ちなみに、次のバス停の「呉服橋」部分の読み方は「ごふくばし」ではありません。

間もなく廃止される阪急バス伏尾台営業所の全景。

伏尾台センターバス停の全景。立派なスーパーがあるのかと思いましたが、いかにも70年代センスな集合住宅の1階に小規模な生協の店舗と個人経営の店が数軒あるだけでした。1980~90年代は朝ラッシュ時にここから頻繁にバスが出発し、登下校時間帯は池田北高校生で賑わったことでしょう(高台なので自転車通学は非現実的)。

 

<12/31追記>

1.旧阪急池田西のりば跡地の建物の解体工事の様子を、傍らを走る阪急宝塚線の車内から撮影しました。バスターミナル時代のアスファルト舗装上の標示が、まだ残っています。

2.上で書いたとおり、JR川西池田駅前バス停の2番のりばは使用する路線がなくなり休止されています。

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