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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

帆船模型大学

2004年10月28日 | HMS ビクトリー製作日誌
 帆船模型大学なるコースものがあるのを知りました。経験に応じていくつかのコースがあり、最終コース以外は、キットをベースにして、製作テクニックや、ディティールアップなどの解説および図面がついているようです。
 初級は、小型のキットを教材に、ハンドツールがあれば出来るような基本テクニック中心で、今作ろうとしているパナートのビクトリーを教材にしたコースは、キットベースでは、一番上級のコースです。アナトミーシリーズのビクトリーの著者が書き下ろした、パナートのキットの修正図面なんかもついています。キットの木材は使わず、ほとんど総換えになるようなのですが、問題は、交換する木材で、黒檀とツゲで、船体プランクを行うようです。出来上がりは、磨き出したらそれは美しいものになるでしょうが、1メートルを越える船体プランクを黒檀とツゲで行うとすると、一体、いくらくらいかかるか考えるのも嫌になります。しかも、黒檀だのツゲだのと言った高級木材の模型用の細くて薄い条板は売ってないので、そうした板を切り出して、厚さを揃える機材を持っていないと、作ることさえ出来ないわけです。もともとのキットでさえ十数万はする高級品に加えて、その三倍近い金額の木材を揃えた上で、さらに、数万円の解説書を買うなんて、相当余裕のある人でないと出来ない道楽ですね。
 初級や中級のコースは、キットを美しく仕上げる技法の解説だけで、高級木材に取り替えたりはしないので、キットを作ろうとしている人にはお勧めかも知れません。サンプルページとかあるので、興味のある方は、一度ごらんください。ベースになっているキットは、国内の模型店でよく見かける有名キットなので、入手に困ることはないでしょう。
 ガンポートの正確な仕上げ方や、デッキプランクの方法や、正確なデッキプランなど、キットで省略されているような部分について、具体的な解説がわかりやすく書かれています。
興味のある方は、下記がHPです。
      lauckstreetshipyard.com/

 当然英語なんですが、キットの解説書読む程度の語学力で対処出来ますし、そもそも、キットによっては、イタリア語の解説書しかなかったりもするわけで、そんな場合でも、現物と図面見ながら何とかなるわけですから、あまり問題はないと思います。
 基本的には、技法は図解されているので、義務教育を遊びながら終えた平均的な日本人で、理解できるレベルだと思います(辞書と根気は必要でしょうが・・・)

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