ウサマ・ビンラディン氏が亡くなったらしい。
潜伏していた家で銃撃戦の末殺害され、
DNA鑑定でもそうと断定されたのだそうだ。
この人は確かに間な心も持っていると思う。
でなければ9,11のような事件は起こらなかったし、
何万という人たちも死ぬことはなかった。
しかし、一方では豊富な資金を活用してイスラムの子供達に支援をしたり、
学校を建てたり、慈善活動のようなこともやっていたという。
ビンラディン氏がイスラム原理主義に傾倒し、
世界が湾岸戦争、アフガン戦争へと向かって行く中で、
USAと対立するようになり、
歴史のほんの短い時代に何かを掛け違っていった人だと思う。
本当の極悪人のように思えないのは、
USAに「テロ」という言葉で自分を封じ込められ、
イスラムの社会を実現しようとする方法に間違いがあっただけだと思うからだ。
まさに、その方法が極悪非道だったことは確かだけど・・・。
USAやそれに連なる日本や、先進国の諸外国、
多くのキリスト教の影響国だけがこの地球に住んでいるのではなくて、
ビンラディン氏のような人も主張をして生きていたんだと思う。
「正義」を主張して、他国に踏み込んで彼を殺害したUSA政府は、
このまま賞賛され、テロが収束すると思っているのだろうか?
この人がもう1000年も、1500年も前に生きていたら、
素晴らしいイスラムの指導者になったかもしれないと、
思ってはいけないのか・・・?
ビンラディン氏の死は、
ものすごく考えさせられることが多い。
くぅ