ロングボードとショートボード(普通のスケボー)とは、似て非なるものである。
ショートボード、所謂スケボーは、一般的な路面を走るというよりは、ある程度綺麗な路面でジャンプしたり回ったりする為の板です。
ロングボードは、サーフィンやスノーボードなどの横乗り系スポーツの通年練習用、またはダウンヒル用の板です。
元々、俺の板はショートと言っても31インチなので、それほど凄い差は感じられないかもしれません。
しかしロングボードだと長さ1mを軽々と超えてくる見た目はかなり迫力があります。

ウィールの大きさも幅も柔らかさも全然違います。
ロングボードに使うウィールはかなり大きく、幅が広いために安定してスピードも乗ります。掴んだら変形するくらい柔らかいのも、多少の段差や小石を物ともしません。まさにクルージング用。

一番の特徴と言うか違いは、トラック。
見た目から違うのがわかりますか?
普通のトラックはハンガーがキングピンの外側になるのですが、ロングボードのトラックは反対に内側を向いています。こちらをシステムトラックといいます。

よくみるとキングピン(ボルト)の位置が逆ですね。
そしてこのトラックが違うせいで、ロングボードは全く違う動きをします。
スケボーは板が左右に傾きます。ウィールは真っ直ぐなままです。
左右に傾けた時のロングボードの動きを見て下さい。



わかりますか?
ウィールが左右を向いてますね?
スケボーでプッシュしないで加速するトリックに、チックタックというのがあります。
ノーズを軽く浮かせながら、左右にスケボーの向きを振ることで自走します。
ロングボードではチックタックは使いません。
左右の体重移動で板は勝手に蛇行するので自走することができます。これをポンピングといいます。ただ、チックタックは完全に止まった状態から加速していけますが、ポンピングだけで自走するのはおそらくかなり大変です。軽くプッシュしてからポンピングするとスムーズに進めます。形としては、サーフィンでよく見るアップスです。(波を縦に上がったり下りたりするやつ)
スケボーではポンピングはおそらく出来ません。
これが最も大きな違いだと考えます。
実はデッキ(板)も違います。
スケボーはノーズとテールが跳ね上がっていますが、ロングボードは基本的には真っ直ぐです。
また、よりターンやポンピングがしやすいように、かなり板がしなります。スノボーはカナディアンウッドを7層!とかですが、ロングボードは五層くらいで中にはしなりと強度を兼ね備えた、バンブー(竹)が使われているのもあります。
またスノボーは滑り止めのデッキテープを貼りますが、ロングボードは基本的には滑り止めも塗装してあります。ですから裏だけでなく表も見た目が綺麗です。


俺のロングボードはトラックが埋め込んであります。
ドロップスルーという形なんですが、大口径のウィールで深く傾けた時もデッキとウィールか干渉しません。
また、デッキに埋め込んでいる分板が路面に近くなっています。
前後の形状が同じでスイッチ出来るものや、ターンがしやすいように前後でプッシュが違うものなど、ロングボードの中でも用途によって形は様々です。
見た目だけでなく動き方や滑り方まで違います。
元々はロングボードの動画を見てスケボーを始めようとした俺。
勿論今日から、ロングボードの練習になります。
まあ基礎練はいつも通り、ショートでもやっていきますよ。
いつものショートデッキでノーズ上げ。片足立ちの練習。
少しずつ、ノーズ上げの手を離す時間を増やしていく。
さあ、いよいよロングボードの出番で。
昨日、ムラサキスポーツ(通称ムラスポ)のお兄さんに教えてもらった練習をひたすらにやります。
それは、左足で立ってゆっくり右足をテール側に載せる。左の爪先を前向きから横向きにする。両足で立った時にデッキの中心に身体がくるように。
また基礎練。しかし基礎を怠ってはいけない。
これが普通に出来なければプッシュなんて出来るわけがない。
デッキは長くて幅も広い。ウィールも大きくて幅が広い。安定すると思うでしょ?
ほら、思い出して、トラックがグニャっと。ウィールがグイッと。つまり、ショートデッキよりも不安定。
まさか片足で立つのがこんなに難しいとは。
左右に傾くだけでなく、前後にもすぐ転がろうとします。
1時間は足を上げたり下ろしたりしました。
ゆっくりとやれば問題なくなってきた頃、次のステップに移行します。
右足で軽くプッシュしてから同じ動作を繰り返す。
これが最初は怖かった。
しかしこれもしばらく練習してクリア。
さあ次は、、、左右に体重移動してポンピングの練習です。まずは右へターン。そして左へターン。
何度もなんども。そしてターンに慣れてきたら、左右の体重移動のスタート。まずは足だけで。クイッと。内股に絞り込んで膝をスクワットのように少し入れて見る。
ググっ! 明らかに前に進んだ。さっきは左の膝を絞り込んだので、今度は右ひざを絞り込む。
ググっ! 進んでる!
ワンプッシュでたどり着かないフェンスまで、ぎこちないポンピングだけど間違いなく進めた!
ロングボードっておもしれー!
俺はひたすらにぷっしては乗り、乗ってはポンピングした。何度も。何度も。
それは全く未知の世界で、とても素晴らしい世界だった。
明日からも勿論、基礎練はサボらない。
基礎練は裏切らない。
そして、少しずつポンピングの練習をしていこう。
ムラスポに行って良かった。
ロングボードに乗ってるお兄さんに相談できて良かった。
ロングボードを買って良かった。
ショートボード、所謂スケボーは、一般的な路面を走るというよりは、ある程度綺麗な路面でジャンプしたり回ったりする為の板です。
ロングボードは、サーフィンやスノーボードなどの横乗り系スポーツの通年練習用、またはダウンヒル用の板です。
元々、俺の板はショートと言っても31インチなので、それほど凄い差は感じられないかもしれません。
しかしロングボードだと長さ1mを軽々と超えてくる見た目はかなり迫力があります。

ウィールの大きさも幅も柔らかさも全然違います。
ロングボードに使うウィールはかなり大きく、幅が広いために安定してスピードも乗ります。掴んだら変形するくらい柔らかいのも、多少の段差や小石を物ともしません。まさにクルージング用。

一番の特徴と言うか違いは、トラック。
見た目から違うのがわかりますか?
普通のトラックはハンガーがキングピンの外側になるのですが、ロングボードのトラックは反対に内側を向いています。こちらをシステムトラックといいます。

よくみるとキングピン(ボルト)の位置が逆ですね。
そしてこのトラックが違うせいで、ロングボードは全く違う動きをします。
スケボーは板が左右に傾きます。ウィールは真っ直ぐなままです。
左右に傾けた時のロングボードの動きを見て下さい。



わかりますか?
ウィールが左右を向いてますね?
スケボーでプッシュしないで加速するトリックに、チックタックというのがあります。
ノーズを軽く浮かせながら、左右にスケボーの向きを振ることで自走します。
ロングボードではチックタックは使いません。
左右の体重移動で板は勝手に蛇行するので自走することができます。これをポンピングといいます。ただ、チックタックは完全に止まった状態から加速していけますが、ポンピングだけで自走するのはおそらくかなり大変です。軽くプッシュしてからポンピングするとスムーズに進めます。形としては、サーフィンでよく見るアップスです。(波を縦に上がったり下りたりするやつ)
スケボーではポンピングはおそらく出来ません。
これが最も大きな違いだと考えます。
実はデッキ(板)も違います。
スケボーはノーズとテールが跳ね上がっていますが、ロングボードは基本的には真っ直ぐです。
また、よりターンやポンピングがしやすいように、かなり板がしなります。スノボーはカナディアンウッドを7層!とかですが、ロングボードは五層くらいで中にはしなりと強度を兼ね備えた、バンブー(竹)が使われているのもあります。
またスノボーは滑り止めのデッキテープを貼りますが、ロングボードは基本的には滑り止めも塗装してあります。ですから裏だけでなく表も見た目が綺麗です。


俺のロングボードはトラックが埋め込んであります。
ドロップスルーという形なんですが、大口径のウィールで深く傾けた時もデッキとウィールか干渉しません。
また、デッキに埋め込んでいる分板が路面に近くなっています。
前後の形状が同じでスイッチ出来るものや、ターンがしやすいように前後でプッシュが違うものなど、ロングボードの中でも用途によって形は様々です。
見た目だけでなく動き方や滑り方まで違います。
元々はロングボードの動画を見てスケボーを始めようとした俺。
勿論今日から、ロングボードの練習になります。
まあ基礎練はいつも通り、ショートでもやっていきますよ。
いつものショートデッキでノーズ上げ。片足立ちの練習。
少しずつ、ノーズ上げの手を離す時間を増やしていく。
さあ、いよいよロングボードの出番で。
昨日、ムラサキスポーツ(通称ムラスポ)のお兄さんに教えてもらった練習をひたすらにやります。
それは、左足で立ってゆっくり右足をテール側に載せる。左の爪先を前向きから横向きにする。両足で立った時にデッキの中心に身体がくるように。
また基礎練。しかし基礎を怠ってはいけない。
これが普通に出来なければプッシュなんて出来るわけがない。
デッキは長くて幅も広い。ウィールも大きくて幅が広い。安定すると思うでしょ?
ほら、思い出して、トラックがグニャっと。ウィールがグイッと。つまり、ショートデッキよりも不安定。
まさか片足で立つのがこんなに難しいとは。
左右に傾くだけでなく、前後にもすぐ転がろうとします。
1時間は足を上げたり下ろしたりしました。
ゆっくりとやれば問題なくなってきた頃、次のステップに移行します。
右足で軽くプッシュしてから同じ動作を繰り返す。
これが最初は怖かった。
しかしこれもしばらく練習してクリア。
さあ次は、、、左右に体重移動してポンピングの練習です。まずは右へターン。そして左へターン。
何度もなんども。そしてターンに慣れてきたら、左右の体重移動のスタート。まずは足だけで。クイッと。内股に絞り込んで膝をスクワットのように少し入れて見る。
ググっ! 明らかに前に進んだ。さっきは左の膝を絞り込んだので、今度は右ひざを絞り込む。
ググっ! 進んでる!
ワンプッシュでたどり着かないフェンスまで、ぎこちないポンピングだけど間違いなく進めた!
ロングボードっておもしれー!
俺はひたすらにぷっしては乗り、乗ってはポンピングした。何度も。何度も。
それは全く未知の世界で、とても素晴らしい世界だった。
明日からも勿論、基礎練はサボらない。
基礎練は裏切らない。
そして、少しずつポンピングの練習をしていこう。
ムラスポに行って良かった。
ロングボードに乗ってるお兄さんに相談できて良かった。
ロングボードを買って良かった。