裏甘×辛 ドラマ、映画の感想

最近は映画の感想が多いです。
あとYouTubeの宣伝とか。

マトリックス レザレクションズ ネタバレ有り

2021-12-19 10:48:00 | 映画
今回のマトリックス4 レザラクションズ
レザレクションとは、復活。
キリストの復活とかの意味もあるようです。
まあ前三部作を通して「ネオ」(NEO→ONE→THE ONE=キリスト)
の救世主としての覚醒の物語だったわけです。
ですなら救世主の復活、と言う意味でレザレクションだったわけです。
ズ? 何故複数形?
ちなみに二作目リローデッドは過去形。
弾倉を入れ替えた、とか荷物を詰め込んだ、まあ再び負荷をかけた、とかですね。
で、三作目はレボリューションズ。
革命ですね。これも複数形なので、複数の革命、複数人の革命家とか、ですかね。

では、複数の復活とはなんなのか?
複数人の復活? 誰が復活? 何のために?

で、映画のキャラクターとして「復活」を遂げたのはネオとトリニティー。まぁ見た目は違いますがスミスも復活してますね。
何故かスミス(コンピュータんウイルス)も復活させてます。
誰が復活させたのか?
マトリックスの設計者「アーキテクト」です。しかし、人物が違います。前作のアーキテクトを「前任者」と言ってます。
要するに彼は新しいマトリックスというOSの設計者。
新しいマトリックス(OS)は今までのようなバージョンアップ(リロード)をしません。だから、ザイオンに生きていた人類はその後も生きているし、ネオとトリニティーは20歳ほど歳をとっています。
さて、マトリックスは夢の世界、そしてそこで起きたことは「ゲームの世界」としてアンダーソン(ネオ)がつくっことになっています。会社の上司はスミス。
彼らは何故か記憶を失っています。
また、会社の近くのコーヒーショップでいつも出会う女ティアがトリニティーなんですが、こちらも記憶がありません。
しかも旦那も子供もいます。
夢の世界でトリニティーは「旦那も子供もいる」自由のない、しかしおそらく幸せだろう生活を送っています。(ここ実は重要)
アンダーソンは何度か飛び降り自殺を図ったようで、青いメガネフレームの精神科医から「青いカプセル」を精神安定剤として与えれ飲み続けています。
そう、青いカプセル。
青いカプセルは夢が続く。赤いカプセルは夢から覚めて真実を知る。
青いカプセルを渡す青い眼鏡フレームの男。これが新しいアーキテクトです。
アンダーソンは「空を飛べる」と思い出して、(実は飛んでいてまた記憶を消されてる)自殺未遂を繰り返していて、その幻覚?を治療するために青いカプセルを飲んでいる。(と思わされている)
アンダーソンが覚醒して「ネオ」に戻られては困るので、精神が不安定で飛び降り願望のあるゲーム開発者ということにしてるわけですね。
で、ここでネオが作ったゲーム内に侵入した2人がいます。彼女はビルの上から空中に歩き出すネオを目撃し、そのせいでこの夢から覚めた人物です。そしてそこで、ゲーム内のモーフィアスに出逢います。
モーフィアスはまたネオを覚醒させようと、赤いカプセルと青いカプセルを選択させます。
そして現実に戻ったネオは、今の人類のせいかつをみることになります。
戦争のない世界。
そこで老女となったナイオビと再開します。そしてこう告げられるのです
「あれから60年経った」
彼女は生き残った人類とネオとトリニティーを救い出すためにマシンシティーへいったのです。そこで機械同士の戦争を見ます。
ネオがマシンシティーへ行ったこと、電池になっていた人類を数多く救ったことで、マシンシティーの電力不足になり、反乱が起きていました。
そこでナイオビ達は、反乱を起こした機械、そしてマトリックスを離れたアプリ達と新しい街を作り、平和に暮らしていたのです。勿論、ネオとトリニティーを探す若者は居ますが、彼等もまた人類の反乱分子として処罰されています。
では、現在もマトリックスに囚われた人間はどうなるのか?
囚われたトリニティーはどうなるのか?
ネオはナイオビの静止を振り切って、前作で出会ったサティーの助けを借りてトリニティー奪還に向かうのです。

と、まあ途中までのあらすじはこうです。

映画の監督はラナウォシャウスキー。


はて、俺の記憶と違います。
マトリックス時代はウォシャウスキー「兄弟」でした。


んと、兄貴は姉になったわけです。
では弟はどうなったか
どん



現在はリリーウォシャウスキー
なんと姉妹になっています。
そして、リリーはマトリクスに参加していません。
2人は元々漫画家(いらすとれーたー?)で、マトリックスで映画監督になりました。
で、リリーはテレビドラマの監督として活躍しています。映画は大変なので疲れたらしいです。
で、ラナが監督したわけなんですが、マトリックスの後、両親の他界、ジェンダー問題など試練を乗り越えて伝えたいことも少し変わりました。
そのことが物語なとても影響を与えています。
「救世主達の復活」とは誰のことなのか?
なぜトリニティーに旦那と子供を持たせているのか?
マトリックスの戦いは、本当に人々の解放だけなのか?
また人類と機械は戦争になるのか?

映画を見た人はわかりますよね?
まど見てない方は、是非、ここまでを踏まえてラストを劇場で見てください。

映画のラストであるキャラクターのセリフが全てを物語っています。
そしてなぜそのセリフ、そして「そういうラストになったのか」は、監督の激動の人生を考えれば自ずとわかることでしょう。
映画だけで理解できなかった方は、監督の人生を見つめて、もう一度映画をご覧になってください。
そして、最後まで劇場を出ないようにw