まだ世の中もそれほど豊かではなく、誕生日とクリスマスだけが欲しい物を買ってもらえるチャンスな時代。
ケンタッキーどころか鶏のレッグがご馳走で、ケーキといえばバタークリームが当たり前だった時代。
いつのころか物が溢れ、生活のレベルも驚くほどになった。
クリスマスも家族から恋人たちに移り、それと共にプレゼントの意味合いもずいぶんと変わったように思う。
大人になり子供も手を離れ、クリスチャンでもない僕らがクリスマスを祝う時、それはなんとなくプレゼントの交換の楽しみな気がする。
ちょっと豪華な食事、普段は買わないような豪華なケーキ、そしていつもなら悩むような高価なプレゼント。
せっかくだから日本人らしく、そんな風にクリスマスを楽しみたいと思う。