暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#27

2020-08-07 08:21:18 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • ドル円膠着に拍車。ドルが売られる相場が定着してしまっている。

…8月に入ってからを少し復習。

①8/3(月):米で月末限のドル買いが入った(106以上は上がらなかった)。⇒ドル売り相場に戻る。

②8/4(火):米株高なのに、新型コロナで金利低下(国債の安心買いが強かった)。⇒金利低下故のドル安円高。

③8/5(水):米株高・金利上昇(国債売り)⇒株高受けてのリスクオン、からのドル安。(しかし、動きなし)

…①②③から見て取れるように、もはや材料が日替わりランチ状態。全くわからない今。取り立てて言ってみれば、

目先は株安要因が多い(大手FHアナリスト曰く)

              • コロナ再拡大(世界的)⇐リスクオフ因
              • コロナワクチン⇐リスクオン因
              • 米中緊迫化⇐そこまでリスクオフとはならないと見ているらしい大手FH。「行っても103.67」で統一されてるようだ。
              • 米のコロナ対策(上院でまだ数兆規模で折り合いがつかない)⇐可決合意で米株高要因(イベント通過で更なるドル安)
              • 11/3の大統領選の行方

…「何が何でも”ドル売り”に引き寄せられる今」と、大手FHアナリスト。しかし、常に注意を払っておくべき要素が2つ。

①投機筋のポジ動向:シカゴIMM(買いも売りも多数) ⇒夏休み前のポジ調整有り(しかし、そこまでのドル安はないと見ている) ⇒しかし、マーケット参加者減少時に圧倒的に売るファンドがいれば、大きく乱高下するとも。

②ユーロに注意。いったん様子見も、更に買われて突破したら?「買いポジのロングポジが多くなってくると、詰む」が経験則。

…2018のユーロ高水準に並ぶ今。ポジも限界で、上値は重くなってくるvsユーロ高で1.20~1.25を目指す流れとなるならば、ゆえに、ドル安ユーロ高からの、ドル安円高へと。この場合は3/9の101.19の71.4%である136.67をも抜けてくると見られている。

  • コロナで原油需要減での油価ダウン⇒米シェールオイル事業が不採算(生産量を増やせない、維持費やらコストがとにかく高いシェールオイル)⇒故に世界的な油価の上昇は来ないと見る(notインフレ)。

…にも関わらず、米の実質金利(名目金利ーインフレ期待)が上昇している今。コロナ下なのに、インフレ期待が高まっている。

ドル高を全く牽制してこなかったFRB・米政府だったので、マーケットは「インフレ容認してるね」で、実質金利が上昇し、金価格が跳ね上がっている今(安全資産確保で。各国中央銀行もインフレ連動債を将来のヘッジで買いまくっている)。

⇒なのに、超長期債金利はマイナス圏に突入!説明がつけられない凄いことが起こっている!!!(「FRBの財政出動は今後も続き、ずっと助けてくれるはず」というマーケットのインフレ期待により…)

故に、7月に入って急に米銀行が貸し出し態度を厳格化、硬化してきたのは、「まともな民主政権に移行したら引き締め政策と富裕層対策をやると見て、銀行収益が難しくなる」と見て、自己資本率を守るため、身を引き締めているが故。

…なので、今夜の7月雇用統計がもし悪い数字になる&上院で合意できないまま議員の夏休みに入ってしまうと、大量に発行した国債の償還(来週も史上最大額の入札募集予定)や利払いが無理と見られ、マクロ発の何かが起こるかも、と。

 

 

よろしくお願いいたします。



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