暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#407

2022-02-16 09:35:31 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 「クレディビリティーギャップ」な今の米(政治不信)

…ロシアウクライナの緊張が解けた”フリ”での大団円な様相の昨夜NY。

「演習を終えた部隊が基地(設営)に戻るだけの行動」etc. 不透明感は拭いきれていない現状&米英も「まだ攻撃の可能性は残っている」と煽り続けています。

※これをうまく使いそうなプーチン。「対話姿勢を見せているのに」etc. 。

今後のキーワードは「ノルマンディーフォーマット(独仏ウクライナロシアの話合いの場)」と「ミンスク合意」。

昨日、ロシア下院では、ウクライナ東部にある”親ロシア支配地域”の独立を認めるようプーチンに求める決議を可決。

も、プーチンがこれを認めてしまうとミンスク合意が崩れてしまうので、プーチンがこの決議をどう扱うかに注目が集まっている。

※2014年のロシアによるクリミア半島制圧の後に、ロシアはウクライナ東部にも特別自治権を持つ区域を設けた。

※2015年:ミンスク合意(ロシアとウクライナの手打ち式的な)。も、ウクライナは親ロシア支配地域の領土を返せ、と「領土回復」を主張しているため、ミンスク合意を履行していない今。

…NY時間2/16は、1月FOMCの議事要旨発表。

前回の議事要旨に「バランスシートの縮小に依存し、政策金利の上昇に依存することなく、政策正常化中のイールドカーブのフラット化を制することができる」と記しているパウエル議長。

∴「QTは、利上げ以上にイールドカーブを立ち上げる(スティープ化となる)効果があるから、QTを積極的にやろう」という議論が盛んに行われた、と。

資産売却は主にMBSをイメージしていると思われ、∴金利が上昇すると期限前償還率が上昇し、デュレーションが伸びるので、長めのデルタが供給され、長期超長期のリスクプレミアムが広がり、∴スティープ圧力がかかる、と見ているFRB。

要は、QTのアクセルを踏み(利上げペースはほどほどに、&短期金利の上昇も緩やかにして)、アクセル(MBS売)をふかして長期債・超長期債の需給を引き締めて金利を上昇させることで(コンベクシティヘッジで)、イールドカープのスティープ化を狙ってるパウエルか(も、WORLD MARKETZで近藤さんは『しかし、今度はMBSを実際に売るときに派生するヘッジ(=10年債買い)で金利は⇓へ行く』と)→∴「やっぱりフラット化」と。

  • 滝澤さん。(『手の内を言うわけないでしょう』プーチンについて)

…「クレディビリティーギャップ」の解説(『政治不信』)

        • 米では今、「世の中の仕組み」にイライラしている人が増えている。(アングロサクソンランドパワー(『戦争したい』チーム。金利上昇はおかまいなし&中国に力を持たせたくない人たち)に対して。※ロスチャは大陸パワー)
        • ”ヘッドラインに振らされる人たち”の疲弊度MAXな今。

→普通はクレジットの悪い商品から切り捨てられるのに(下がるのに・売られるのに。Ex.HY債・CDS)、今は「何かが違ってきた」。クレジットの高い商品(良い商品)の方が乱高下しやすい傾向。

→パンデミックでのヘリコプターマネー(金融緩和)で、市中のお金が全く減っていないという事(&『未来の産業』に投資しているマーケット新参者の傾向が表れている)

→∴『上げ相場』とは全く違う今。クレディビリティーギャップでマーケットのセンチメントが全く読めなくなった。

→「政府の『大本営発表』は嘘ばかりじゃないか!」と怒っている若者。「政府も中央銀行も信用できない」とマーケット新参者。

        • 若者はバイデンに「コロナの恐怖をあんなに煽っていたのに、180°方針転換しての『マスク義務撤廃』。→『これはインフレがますます上昇するじゃないか!』」と、FRB及び化学サイエンスの権威に疑問をぶつけている今の若者。

&「インフレ上昇しているので利上げをする」というFRBに、米国民は怒り心頭なのだそう。

→∴今の若者は「金利上昇」程度ではBTCを売らないポリシーを持っている、と滝澤さん。

  • 黒田総裁:17時∼国会出席。

…ロシア一部撤退報道でも米金利は上昇している。∴今夜議事要旨QT議論には注意。

…地政学リスク後退で”Most Shorted"stocksは5%の上昇となり、昨年6月以来の大きなショートカバーとなった。

…昨夜の米PPIの強さが無かったかのように下値でのショートカバー圧力が強まり、短期MA移動平均線辺りでの高値引けだったNY。も、上下どちらにも振れやすい状況。

…エヌビディアetc. の半導体関連の買戻し強し!(SOX指数⇑5.47%)

…米30年債利回りも上昇している。も、昨夜NYは議事要旨警戒だけではない金利上昇。

          • IG債の発行:長めのものが多かった。
          • 20年債入札控えめ。
          • 欧州で超長期債発行があった。

…「米SP500は、米10年債利回りと比較してまだ割安との見方。益回り5.04%(Forward P/E 19.9%)と、2.04%のスプレッドは、3%と過去平均2.5%よりも高く、1977年以降パーセンタイル順位は41番目」とGary Blackさんツイート。

…上昇気味だった米BEIも低下(2.48%・⇓2.6bps)。IG・HYもタイトニング(買)。&エネルギー・公益⇓(大団円の中で)

…ロシア:「撤収しているようには見えない衛星画像」と。

「ロシア軍は撤退せずに砲撃位置についた」という情報多数(時事ドットコムetc. )。

小泉悠氏「戦闘準備態勢のまま」と。


よろしくお願いいたします。