犬と日々のあれこれ

犬のしつけ・出張訓練をしています。
日々の出来事をいろいろ

スペイン紀行移動編2

2010-12-03 | 日記
さて、前回は国内線の移動での苦労(?)話しでしたが、今回は国際線での移動についてのお話しです。

航空会社職員とのバトルの連続で、成田空港に到着する頃にはもう、ヨーロッパ線の
フライトを終えたみたいにくたくたに疲れ果ててた石原訓練士。

これからまた、国際線乗り継ぎという死闘(?)が待ち構えていました。

また、ここまでたどり着くまでに蓄積した疲労感の原因の一つは、その荷物の重さにもありました。

犬45キロ荷物約30キロ。
これらをカートに載せて、空港内を移動。
ちょっとでもバランスを崩すと荷物はカートから崩落。

ところが、成田ではこのカートに問題が!(全く、問題ばかり噴出の旅です…)
成田空港のカートは、構造上特大サイズのペットシャトル(犬猫など小動物輸送用のボックス)を、真っ直ぐに載せることができません。
相当傾ければ、載りますが、中には犬がいるので、当然斜めにはできません。

が、空港職員が気をきかせ(・・?)入るはずのないカートのスペースにペットシャトルを無理矢理押し込み
その結果シャトルはグニャリと曲がり、真ん中の留め具は弾け、30センチぐらいの隙間ができ、扉も外れました。


ペットシャトル壊れた(。・ω・。)


その大きく空いた隙間から、ミランが不思議そ~な顔をして頭を外に出していました。

やはりこれではマズイと思ったのか、他の職員が台車を用意してくれて(最初から出してくれれば良かったのにね)事無きを得ました。
壊れたと思ったペットシャトルは、カートからやっとこさ引っ張り出すと、形状記憶合金のように、すぐに元の形状に戻ってくれました。

成田で落ち合った同行の友達は、カートにケージが載らないと判断するや、犬にリードを付けて歩かせるようにしたそうです。
空港内は犬の通行禁止、しかも大きなシェパードがのしのし歩いているので、職員が慌ててすっ飛んできて、すぐに台車を準備してくれたそうです。
なるほど!こういう手があったのか。
バカ正直に規則を守っててはダメ(?)ですね(^^;


何とか台車と助手(空港職員)を確保し、犬の排便を済ませ、いざ国際線搭乗手続きへ。

カウンター職員に犬の検疫の書類を提出。
重さを計量して、ペット料金(超過料金)支払い窓口へ。
超過1キロにつき、30ユーロ、という鬼のような料金設定は、今は昔。

以前は、約45キロの犬(ケージの重さを含む)の片道の輸送代金が、ヨーロッパ往復エコノミークラスのチケットを買っても、お釣りが来るぐらいの高値だったのです!


その頃は、大変なユーロ高でしたし、ケージを如何に軽くするか、計量のときに如何に重さをごまかすか(^^ゞということに血道を上げていました。

悪い人ですね、ここで懺悔しておきます、ハイ。

しかし今のペット料金は、75キロまで一律200ドル。
ヨーロッパ出発の場合は200ユーロです。
何ともおサイフに優しい料金設定になりました。
今回は乗り継ぎが一度入りますので、200×2=400ドル。

以前は、支払いのときは眉間にシワを寄せていましたが、今はニコニコ現金払いです♪

こうして犬の搭乗手続きも終え、あとは離陸を待つばかりとなりました。

因みに今回は、成田‐アムステルダム‐マドリードで、こう言った手続きの時間も入れて、約20時間の旅でした。

乗り継ぎ時間が3時間以上あれば、アムステルダムで係の人が、犬をトイレに出してくれるのですが
今回は乗り継ぎ時間は2時間半なので、犬たちはトイレなしでマドリッドまで行くことになりました。

かなりハードですが、我慢してもらうしかありません。
いざというときは、漏らしてもいいけんね、と言って、旅立たせました。


ということで、やっと日本から飛び立ちます。


次回は、スペインに到着してからの移動になります。

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