孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

「ことばは伝達ツールなのだ」とわかった?

2023-05-14 13:26:01 | 2歳から

ゴールデンウィークに娘一家が泊まりにきていたときの話。

あるときマメがパパに何かの要求をして、いつもの「んー」を繰りかえしていました。

んー

んー

んー

そして、パパの手をグイグイ引っぱっています。

 

見かねたわたしが思わずひとこと。

「マメちゃん、『んー』じゃわからないよ。『パパやって』とか「パパはやく』とか言うんだよ」

すると、マメの顔に「!」みたいな表情が浮かびます。(「そっか!」って感じ。)

数秒後、『んー』が『パパー』に変化しました。

『パパー、パパー、パパー』と連呼しながらマメはうれしそう。

 

<『パパ』は単にこの人物のなまえというだけではなく、呼びかけや伝達のツールでもあること>

を、卒然と理解した感じでした。

 

その後、マメの言語活動が少しずつ変化してきました。

statement(叙述) から communication(伝達) へと。

「これはバアバです」から「ねぇねぇバアバ」へと。

 

先日も、ばんそうこうを貼ったひざを見せながら、

<玄関を指さし⇒「ドーン」⇒「いたいいたい」⇒「えーんえーん」>

と、ジェスチャーと表情をまじえながらうったえてきます。

<お外で、ドーンところんで、痛くて、えーんて泣いちゃったの>と言いたいのです。

「あらまあかわいそうに」などと相槌を打つと、満足そうにうなづきます。

(このやりとり、10回くらい繰りかえしました。ふー。)

 

マメちゃん、ようやく、ことばの何たるかがわかってきたのね。

これなら、二語文三語文の習得も近いかもね。

 

こういう考察・理論・期待を伝えたところ、夫と娘からは「へぇ~」「ふ~ん」という反応が返ってきただけでした...。