今のハウスの沿線はあまり馴染みのない土地。
電車に乗って沿線の駅を順に追ってみても
聞いたことのない駅名ばかり。
しかしその中にふと見覚えのある駅名が。
確か家の墓があるところだ。
まるで墓参りに来いといっているかのような因縁?
じゃぁ参りましょう、行きましょうと
出かけたものの、20年前の記憶。
墓は行ってから探しましょう♪とお気楽に考えていて
駅についてから近所の観光マップに出ている霊園に電話し
お迎えにきてもらって、ついたところは
記憶より大きく立派。はて?
この建物は20年前にありましたか?
20年前は道路は舗装されてませんでしたよね?
などという私の怪しい質問に
親切な管理人さんはいろいろ説明してくれ、
台帳やパソコンで名前を調べてくれたけど、ナイ。
とりあえず紙に家紋を書き、
これと同じものをボウズに探せ!と命じる。
ママは名前を探す。
データがない時点で怪しんでたので
適当に切り上げ、
ずっと来ないとなくなっちゃうんですか?
と聞いてみた。
すると、ほかのところですかねぇ?という。
え、地図にはここしか出てませんでしたけど?
ほかにも2箇所あるんですヨ。
。。と、ほかのところに電話をかけて調べてくれた。
ありましたよ、この山の向こう側です、送りますよ!
あぁ、墓が見つからないかも。。とは思ったけど
霊園自体を間違えるとは思いがけないことだったよ!
とにかくご親切に送っていただき
さてこれから墓参り。
ボウズは桶とひしゃくを見て“何!?これ!何するの?”と
テンション急上昇。
草むしり、お花のついてるやつは抜かないで、せっせと。。
ボクもお水かけてお掃除したい。。
花火もするの?って、お線香炊くんです!!
しかしママも慣れぬゆえ、花火どころか焚き火のようになる。
なんとかお参りもすみ、
“あぁタバコやお酒を持ってくれば良かったねぇ”
というと、またもや甲高い声で
“え、お酒飲んだりタバコ吸ったりするの!?
どこから?ここからでてくるの!?”
って、こらっ!墓石をどかすんじゃない!!
ほんとーに!(お互い)いちいちとんでもないことばっかり
言ったりやったりするんだね!
こんなこと来年もしでかさないように
やっぱり毎年帰ってきて
墓参りもしなきゃなるまい。。
墓参り後撮ったこの写真、ボウズは少し菩薩顔?
