映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 湖のほとりで 』

2009年08月17日 | 映画感想(欧米)
出だしで、小学生くらいの女の子が 出てくる。
この女の子が・・・??? と思わせ
実は・・・・
という手法は 以前何かの映画で観たことがあるような気がする。
被害にあったのは 女の子ではなく 少女。
死体の状況から 知った人の仕業だ、と推量されていくのだが・・・・・


物語は テンポよく進んでいくので それなりに面白い。
捜査を進めていくうちに
その村に住む人々の いろんな事情が わかってくる。
担当の警部自体は ( たぶん )進行性のアルツハイマーの妻を抱えていて
けれど そのことを 娘に打ち明けれず
嘘をついている。
被害者の少女の家庭の 親子関係も 普通じゃないし
出だしの女の子の事件? にかかわった 父子の間柄も 重い。
そうして
殺人に 少女がしていた アルバイト( ベビーシッター? )が関係していたと 推察されていくのだけれど・・・・


良くできたストーリーではあるけれど
あまりにもいろいろな問題を抱えている家族を登場させているため
あざとさを 感じてしまった。
「 障害がある 子供をもつ 」 
「 家族に 障害者がいる 」 と云うことが隠れたテーマなのか??
障害をマイナーにしか 捉えることができないのか??
話が進むにつれて ・・・少し 重い気分になっていってしまった。


ただ
事件を通して
観客が いろいろ考えたように
警部自身も いろいろ考えたのだろう。
ラストの
ひた隠しにしていた 妻( 娘にとっては 母 ) の
ありのままの姿を 娘に見せるシーンで その重さから 少し救われた。


本当なら とても美しい景色だったそうなのだが
DLP上映だったため それを 余り感じることが出来ず
ザンネンでした・・・・


  2009.08.09  「湖のほとりで」  名演小劇場にて鑑賞  ★★★☆


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