映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 靖国 YASUKUNI 』 

2008年07月18日 | 映画感想(ドキュメンタリー)
いろいろ話題になった映画である。
そのわりには 映画自体は それほど たいしたことはないよ。 という噂もチラホラ・・・
自分としては 無理に観に行くほどでもないかな? きっと混んでいるだろうし・・と 思っていたところ
夫が 乗り気に。
夫婦50割引をしていない劇場だとわかっていたけれど
私と一緒に行けば 会員価格で観られる・・ という訳で
いつもの お休みデート、 私が 1時間早引きをして( でないと 上映時間に間に合わない! ) 出かけたのでした。 運良く レディスデー 私は千円で観れました♪


期待せずに観たせいか
面白かったです。 まぁ ドキュメンタリーって 基本的に面白いものなんですけどね。
新聞で騒がれた後
刀匠が 自分の部分を削って欲しい うんぬん・・ の話がありましたが
   ( ゆえに 冒頭の部分だけかと 思っていました )
この刀匠さん 何度も登場!
彼の部分を削ったら 映画が 成り立たなくなっちゃいます。
これ 削ったら タイヘン!!!
という訳で
最後には 了承して下さった 刀匠に感謝! ( でなければ この映画観れませんでしたもの )


     余談ですが、仕事をしている人だからなのか? この刀匠さん
     とても90歳余には みえませんでした! お元気でなによりです。



ドキュメンタリーとは いっても
何を撮るか? 撮りたいか? は 監督の心一つ。
そこで ちょっと 気になったのは
アメリカ人の出番が ちょっと多かったんではないかいな? ということ。
あの アメリカ人は 何のために あんなことしているのか?
どうせ あれだけの量を撮って みせたんだったら
彼の 思想的なところまで 突っ込んで欲しかった・・な・・と。
   ( ま・・ このアメリカ人、目立ちたくって・・ or
     自分は親日派なんだよ、 ってだけなのかもしれませんが )
その彼に群がる 日本人たち!!!
面白かったですね~。
世の中には なんて いろんなヒトがいるんだろ!!
って 今さらながら びっくりしました。


ちょっと 哀しかったのは
台湾の代表の方の通訳が
” 怒り ” に まみれていたこと。
映画の中の字幕と 台湾人の女性の言葉を通訳している男の人の口から発する 日本語との差の大きさ・・・・!!
     言っている 中身に違いはないけれど
     やんわり 言うか 怒鳴って言うか では
     相手の心を 動かす力に 違いが出るんじゃないか? と 
     私は思うのですが・・・・・
確かに 
上の人に 会わせない・・ というような 靖国神社の神官の対応で
頭が ブチ切れていたのかもしれませんが・・・・


自分の父の慰霊を 靖国から 出して欲しい!
と 訴える 遺族の方の 言い分には 納得を覚えました。
台湾人の方の
” あなたの 父親が 台湾で埋葬されていたら その遺骨を日本( 故郷 ) に
  もって帰りたいと 思うでしょう??? ”
・・・・・ 確かに そのとおり ・・・・・



帰り道
神道 って こんなに冷たい こんなに訳のわからない 宗教なの?
” 八百万の神 ” って 神道じゃなかったっけ?
・・・・と少し 苛立ち気味の私に 夫が
” 靖国神社 が 特別なんだよ ” と。


一度 
終戦の日 近くの 「 靖国 」 ではなく
普通の日の 「 靖国 」 を 見に行きたいな・・・ と 思いました。


  2008.07.10  「靖国 YASUKUNI」  名古屋シネマテークにて鑑賞  ★★★★


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