映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

SAYURI

2005年12月30日 | 映画感想(欧米)
一番最初に 予告を観たとき
すっご~~~く 観たい!!!って思いました。
でも 私は チャン・ツィイーが 嫌い。
『 初恋の来た道 』 のときは良かったんだけど
その後 イーモウ監督の ミューズになったとかで
『 LOVERS 』 なんて まるで ツィイーの プロモーションビデオみたいだったし 少々 食傷気味・・ 
うざい存在になりつつある 女優さんなのです。
そんなに かわいい????って 思っちゃう・・
         (う~~ん・・少し やっかみが はいっているような気がする) 

てなわけで 私は コン・リーめあてで 観に行ったのでした。(笑)


映画が始まりました。
え??? 何? これ・・・・
なんで みんな 日本語で喋ってるの??
初日に 他の劇場で観たという友人の声が よみがえります・・・ 
” 何も知らずに観に行ったら 吹替え版だったので めっちゃショックでした~ ”
ちょ・・・ちょっと・・・ やめてよ~~
ここ 字幕版で 予告やっていたじゃん。 なんで 吹替え版なの~~!!

もうちょっとで 席を立って 文句を言いに行くところでした。
始まって 10数分たったら 画面に字幕が出て
やっと 落ち着いてみることができました。


・・・てな感じで
この映画のセリフ 面白かったです。(笑)
日本語と 英語が 入り混じっていて・・・
たとえば 「pumpkin」 と呼ばれる 工藤さんは 「おカボちゃん」って字幕が出るのに
「おちよちゃん」 「おかあさん」 は そのままなんですよね・・
「桜」も cherry blossoms ではなく 「さくら」 って言ってました。

美術が素晴らしい!!
これは いったいいつの時代・・・???
あ・・・なんだか 『 春の雪 』のときにみたような橋が・・!
「芸者さん」が いつの時代からいたのかも知らない私は
日本が描かれているはずなのに
映画の半ばで 空襲シーンや 戦時避難 が 描かれて
はじめて ・・ ”そっか~ 昭和初期だったのね・・”
と わかったのでした。


子供時代は とっても良かったです。
子供ならではの 怖いもの知らず。
その怖いものしらずを 
半分 うらやましく(ねたみ) 
半分 自分と重ねなんとかしてやりたいと思う コン・リーも絶妙で
とてもとても 美しかったです。
そうそう 姉御肌の ミッシェル・ヨーも
ダミ声で いかにも ごうつくな 「おかあさん」の桃井かおりさんも
ピッタリでした・・・

じゃあ なんなの??

日本人男優の 使われ方が もったいない。
役所さんなんて もっと 味が出るはずなのに 訳のわかんない人物になっちゃっているし・・・・
踊りの場面はともかくとして
チャン・ツィイーに 「華」が なさすぎるのです。
あの微妙な おぼこさが いいのでしょうか????
むむむ・・・・ これは ちょっと 無理があるよ。
「芸者」 は 「娼婦」 では ないといいながら 
「水あげ」 って そういう事でしょ・・???????  
あんな エロジジイのとこに いくと どんな目に遭わされるかなんて
想像できるじゃん・・!!!!!

だんだん テンションが下がっていく私・・・・



そして・・・・・ あの 驚愕のラスト。 
「さいてぇ=====」

今までのプラスの評価が すべてふっとび
私も 奈落の底に 落ちていきました・・・・・・

あほらし~~~!!!!
           それが 「男」 のロマン なのっ?!!!  


久々に 誉めようと 思った チャン・ツィイー主演作品は
またしても 私の中で 陽の目を見ることができず
奈落の底に沈んでしまったのでした。


  2005.12.14  「SAYURI」  TOHOシネマズベイシティにて鑑賞  ★★☆


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1 コメント

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ひどい! (マダムクニコ)
2006-01-04 15:44:24
>そして・・・・・ あの 驚愕のラスト。 

「さいてぇ=====」



男のロマン、でしょうね。

もう悲しくてあほらしくて・・・。

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