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『 わすれない ふくしま 』

2013年05月23日 | 映画感想(ドキュメンタリー)
シネマスコーレの番組表で 題名だけみて
観なきゃ行けないだろうな・・ と 思っていた。
たまたま ほかの映画を観に行くついてに ちょうど 時間があったので
鑑賞を決めた。
そんな 安易な理由だった。


エンディングロールで はじめて この映画の監督が
四ノ宮 浩さんだと知った。
以前、『 BASURA バスーラ 』の舞台挨拶付きの上映会に行き お話を聞いたことがある。
ご自身が 愛した人が たまたま フィリピン人だったそうで
奥様は フィリピンの方である。


・・・という人だからの 切り口でのドキュメンタリーだったな・・
という気がした。
現実に 福島県の 農家・酪農家に フィリピン人のお嫁さんは 少なくないのだろうが
この映画の 3分の2は そういうご家族を追ったものだったから。



実は 監督が誰なのか? という事を気にする前に
映画を観ていて 不愉快だった。
遺族や 福島の方々に話しかける 言葉が
あまりにも ぞんざいな モノの言い方だったから。
見慣れている 女性監督の手による ドキュメンタリーなら
そんなことを 感じたことはなかったし
男性監督でも 『 311 』 の 森達也監督でも
言ってはいけないだろう・・それは!
と 思った言葉はあったけれども
この映画は
ずっと ドキドキしながらの鑑賞だった。
外から ( つまり 観客としてです ) 観ていて
もう少し 柔らかな 言い方をして欲しい すべきだ
と 強く思ったから。

監督名を知って
そんなわけは ないだろうけれど
( たぶん 親しみを込めた 話し方をしてみえるのだろうけれど )
ご自身の奥様が フィリピン人 という
「 おごり? 」 を 意識下に持ってみえるのではないか? とまで
思ってしまった。 観ていて とてもつらかったから。



映画の内容は
自分の思っていた物とは 少し違っていた。
けれど
死んでいる牛の様を見ることや
被爆への補償と戦っている人の存在を知ることで
心に
「 震災・被爆 」 を焼き付けることが出来て
良かったと思う。



  2013.03.10  「わすれない ふくしま」  シネマスコーレにて鑑賞  ★★☆


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