朝に晩に、何とか魚を釣ろう、釣ってやろうと釣り場に行ったが一匹も、魚のあたりさえもない一日。
見えるわけもないのに水の中を覗いてみたり、水の中をイメージしてみたりするが、無意味に時間だけが過ぎて行きます。
異常な釣りモードから少し真っ当な考えが出来るようになって、やっと
「帰ろう」
と一人で呟いた。
夕方に「やけに人がいるな」と
気づくと、多くの方々が夕日をカメラで撮っていました。
「自分も変人だが、こんな海にフツーの夕日を撮りに来る皆さんも変人だよ」
あっ、富士山。
夕日にうっすらと浮かんだ富士山。
心が一気に解放される。
「釣れない、釣れろ、魚はいるのか、何が可笑しい」
そんなことばかり考えているから、こんな綺麗な風景にさえ気づかない。
今日一日、何を見た。足下の水しか見てないよね。
富士山に関わる思い出が次から次によぎります。
一日ボーズの日なんて“ちっちぇ”話し。
富士山はでかいよ。
「明日がある」
臭いセリフだが言わせる富士山はやっぱり凄い。
スマホカメラをポケットに、自転車ペダルを漕ぎ出した。
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