幾つもの峠を越えて
揺れ動く時に身を任せる
それこそ唯一の礼義であり
千切れていく心を引き止める癒しとなる
荒れ狂う風は 何時までも消えない想い出
惑い哀しむ女は 奇跡を待ち望む記憶の破片
気が狂っている
物陰に差した光は 誇りを焼き切る
連立って行ってしまったのは
後退していく思想と 安らぎである
怖れと怒りが交互に浄土を揺らげる
音の無い廊下に潜んでいる言葉
何時の間にか 大切なものは遠ざかって行った
茫漠としている意識は 物静かな場所をほしている
筒抜けにされていく人生
自分でさえ自分で無くなって行くモノの寂しさ
影がおびただしい程の列を成している
疾風はもはや この肉に報いを求める亡霊である
揺れ動く時に身を任せる
それこそ唯一の礼義であり
千切れていく心を引き止める癒しとなる
荒れ狂う風は 何時までも消えない想い出
惑い哀しむ女は 奇跡を待ち望む記憶の破片
気が狂っている
物陰に差した光は 誇りを焼き切る
連立って行ってしまったのは
後退していく思想と 安らぎである
怖れと怒りが交互に浄土を揺らげる
音の無い廊下に潜んでいる言葉
何時の間にか 大切なものは遠ざかって行った
茫漠としている意識は 物静かな場所をほしている
筒抜けにされていく人生
自分でさえ自分で無くなって行くモノの寂しさ
影がおびただしい程の列を成している
疾風はもはや この肉に報いを求める亡霊である