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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 果て

2011年02月09日 | 初期中期の詩
幾つもの峠を越えて
揺れ動く時に身を任せる
それこそ唯一の礼義であり
千切れていく心を引き止める癒しとなる

荒れ狂う風は 何時までも消えない想い出
惑い哀しむ女は 奇跡を待ち望む記憶の破片

気が狂っている
物陰に差した光は 誇りを焼き切る
連立って行ってしまったのは
後退していく思想と 安らぎである
怖れと怒りが交互に浄土を揺らげる
音の無い廊下に潜んでいる言葉

何時の間にか 大切なものは遠ざかって行った
茫漠としている意識は 物静かな場所をほしている
筒抜けにされていく人生
自分でさえ自分で無くなって行くモノの寂しさ
影がおびただしい程の列を成している
疾風はもはや この肉に報いを求める亡霊である
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