汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

詩 夢みたい

2021年07月16日 | 奇想の詩

晴れ渡る

あの日の陰がうつらうつら


しゃがみ込み

袖が風を誘い 花が笑う


流れる 一抹の刻を 幾つもの

宙を描く放物 なぜ夢の跡は


この胸の裡を抉るのだろう


寂しげな瞳に

ねぇ どうして

鮮やかな 穹は 永久の約束を描くの

華々しく いじらしい

花々の散る 姿


雲間に翳る

花びらは 幾つもの宙を描いた

夢の跡


晴れ渡る

あの日の理由が


しゃがみこみ うつらうつらと

夢現を誘う 花の薫り

眠れぬ夜を いつまでも

この手の中で 抱きしめてあげる



穹→そら



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