汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

猟奇的な恋に

2017年11月03日 | 奇想の詩
打ち付ける 水の音
響き 沁み渡る 心の奥底へ

辿り着いた この未知なる世界に
産声を上げた 猟奇的な恋に焦がれて

今 ナイフを振り上げる
込み上げる 感情に問いかける
溢れ落ちる 破片
この身体に食い込む この感覚は
一体なに?

不可思議な時間の流れに
身を浸す 生きてる訳も 見当たらず
奇跡的な運命の行く末を案じているのに

打ち付ける 夢の気配に
心 蠢き 艶やかな唇を奪う
優しい香りのする その胎内に
憧れて 鋭利なメスを入れた

心の拠り所
辿り着いた この世界にはいつも
溢れる命の産声が 鳴り響いていて

息苦しくて 何もかもが 暗鬱の夢のような
この世界に 零れ堕ちた

ナイフを翳し
無我夢中に 引き裂いて
溢れ落ちる 破片に 色めく
心の拠り所
辿り着いたこの世界には いつも
零れ落ちる命が 犇いていて

息苦しくて 何もかもが 閉じた世界で

この意味を問い掛ける
優しき瞳 それは猟奇的な恋の味

睨みつけては はっとする
翳すナイフ 斬り刻む度
この滴る臭いに 思わず色めく
優しき瞳の 猟奇的な恋に 目醒めた 瞬間

もう何もかもが 暗鬱な夢のような
零落する 時間の感覚が 途方も無く感じて
ナイフを翳して 今 その悲しみを振り下ろす

暗鬱な夢のような
何もかもが閉じた世界で
息苦しくて 息苦しくて

ナイフを振り上げる
暗鬱な夢のような世界で
何もかもが 息苦しくて 切なくて

ナイフを振り下ろす

暗鬱な夢のような世界に
産声を上げた 生命
その優しき瞳 猟奇的な恋に目醒めた 瞬間
優しい香りのする その胎内に憧れて
ナイフを翳し 睨みつけた

そしてその目が開かれた 瞬間
思わず はっと息を呑み込んだ

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存在理由を

2017年11月02日 | 奇想の詩
踊る 罪滅ぼしの涙
波のリズムに乗りながら
自由に ただ螺旋を描く ゆらゆらと

歪められた鏡像に 手を当てる
ここはどこ?
無くなる筈もないのに
消し去ってしまうのは そう
ここにある 理由を問うだけの シグナル
だったから

踊る 罪滅ぼしの涙は 虚空の中
波に揺られながら ねぇ
この歪んだ身体が 憎いのは きっと
ここにある 訳を問うだけの シグナル
だったの?

何もかも 要らない
理由を問うだけの 生き方
差し向けられた銃口 流れ落ちる時間
その引き金を引くのは きっと
ここに在るだけの シグナル

消せない

滴り落ちる身体 産声を上げて
抱き締める 愛餓えた眼差しに
まとわり着く 執拗な愛が 悲しくて

消えない

理由を問うだけの愛が欲しい
ここに在るだけの
ここに居るだけの
存在理由を問う それはシグナル

消えない

湧き上がる
肉体の奥底まで 掻き回して ねぇ
無尽なる ノイジーな肉感に
乱れてしまいそう

ねぇ 消えないままで 生きてる
この無尽なる肉体の内部には 一体
何があるというの?

ねぇ 存在理由を問う だけでは
この世界では いつも
不可思議な夢のスパイラルで

消せない 理由を問うだけの
消えない 訳を知る
ただ それだけの存在なのに

歪められた鏡像に手を当てる
踊る 罪滅ぼしの涙は きっと
存在理由を問うだけの シグナル

だったから
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