汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 漆黒

2008年10月31日 | 初期中期の詩

指先に触れたあなたの温もり
泣き崩れる今夜は一人で夢の中

「明日は来るの?
永遠の未来なんてあるわけないでしょ?」

暗い洞穴に温かい火が燃えていて
漆黒の闇が僕らを包んでいる

あの時見たぼくらの未来も
今は渦巻く現のごみくず

さあ帰ろう

さあ帰ろう
コメント

みやすけの詩 空と雲

2008年10月31日 | 初期中期の詩

遠くにある鮮やかな空の色は
柔らかなやさしさを

白色一色な雲の存在も
この空に流れのあるものとして認識させる
コメント

みやすけの詩 理

2008年10月30日 | 初期中期の詩

漂う

ゆらりゆらりと

自分という存在が

消えてなくなる

ゆらり

僕は誰?

僕はただの理の集合体
コメント

みやすけの詩 孤独

2008年10月30日 | 初期中期の詩

この大海原の中で
僕は一人
遠い目をしながらいる

空はもう日が落ちかけていて
薄暗い夕日がそれまで隠れていた
星達の存在を示してくれた

この潮の流れはどこに行くのだろう
脈々と流れるこの星の血流に乗って
生命の息吹はどこやら
この閉じ込められた殻の器を舟に
僕は流れていく

コメント

みやすけの詩 季節

2008年10月28日 | 初期中期の詩

秋の静かな夜

木星が西南の方角に
今日は孤独に瞬いて見えている

暖かかった昨日とはまた違う季節の色

冬の寒さがまたやってくる



コメント

みやすけの詩 安心と不安

2008年10月27日 | 初期中期の詩

あなたは誰?

時間の中での浮遊は
オレンジ色に染まる暖かい孤独

僕はまだ残る生暖かい吐息を小心に感じ
最後のそしてまた新しい時間軸へ移行する

どこまでも深い心の海
無意識の自分の中で今もそっとゆっくりと
不思議な流れを感じている

孤独は時にはやすらぎを時には絶望を
夜闇に浮かぶあなたのやさしい笑顔は今は何処

僕はどこまでも、どこまでも
このゆったりした流れの中で

感じていく


コメント (2)

みやすけの詩 生き物

2008年10月24日 | 初期中期の詩

滴る水に
うるおう一輪の花

緑包まれる
湿潤した蒼い空間

生き物達の千切り絵

僕もそのうちの一人
コメント (2)

みやすけの詩 理性

2008年10月24日 | 初期中期の詩

木は空高く

理の枝分かれは
永遠の旅路

完璧完全は
無限の現の積み重ねの極限値

僕という固体は一時の現の片
コメント

みやすけの詩 意味

2008年10月24日 | 初期中期の詩
心は大きくゆがんでいて
とても遠い道のりを
一生懸命歩いている旅人のように

雨がなかなか上がらない
地盤はどんどんぬかるんで

理屈の整理は
一筋の大きな川になる

耐え難い寂しさを
僕らはずっと昔から
大きな宇宙の中で感じてきた

母親のお腹の中の安心感も
この世界に出てきた時には
みんな彷徨う宇宙遊泳

みんな探してる

みんな思ってる

生きる理屈も道補正の歩きやすさが真理
その理性も自己増殖の欲望の賜物

僕らのたびはもう長くはない
コメント (2)

みやすけの詩 旅路

2008年10月21日 | 初期中期の詩




つらい時も
悲しい時も
心が追いやられたあの時も

流れ変わるその絶え間ない変化の中で
至福を、時には寂しさを
人生という長くも儚い夢旅路中に

感じてゆく

これからも

感じていく

コメント (1)