2007年1月の携帯電話マーケットの戦いの結果が発表されました。
ドコモは辛うじて+7,000で純減を逃れたようですが、実質的には横ばいと言っていいでしょう。他2社との差は歴然としています。TCAデータはあくまでも各社の自己申告なので、正直微妙な数字ではありますよね。
ドコモは、このままジリ貧でいくのでしょうか?
おそらく2月3月は新機種投入もありますし、春商戦をにらんで、販売インセンティブの積み増しにより価格攻勢に出て、巻き返しに出ることは例年のことですが、今年の春商戦はやや様相が違うかもしれません。例年のような結果は出にくいと思います。
ソフトバンクの孫社長が、「他社が新しいプランを発表すれば、翌日にはすぐに対抗をする。」と宣言したことを覚えている人も多いと思います。家電量販店が「他店価格対抗いたします。」と宣言する手法と同じです。これは値下げ競争をしても無駄だというソフトバンクのメッセージで、ソフトバンクよりお得なプランを出されることを牽制しています。
こういう場合に、ドコモはどういう対抗手段をとるべきなのでしょうか?
とにかく料金を触れば(値下げすれば)、ユーザーの一人当たりの料金収入が大きく減収してしまいます。ユーザーにインパクトを与えるためには、小幅な料金改定では、ソフトバンクには対抗できません。ソフトバンクに対抗した安いプランを投入すれば、料金収入の減収幅はとてつもなく大きく、それならやはりジリ貧でも顧客数が0.xx%の水準で純減していく方が、まだマシだと考えるのでしょうか?
ドコモはこのまま静観するしか方法がないのでしょうか???
2007年の1月の結果を振り返り想像してみると、ソフトバンクの純増16万の主要層は、ドコモやauなどの高額利用者(高ARPUユーザー)ではないような気がします。むしろ低額ARPU層のように思います。
純増数ばかりに市場の関心が行き、勝った負けたの話になりますが、ARPUへの影響を考えると、ドコモがこのまま静観を決め込むのも一つの選択肢として正しいとも言えます。しかし、ユーザー数の増減数が一人歩きしてしまって、ユーザーにドコモからの顧客離れの印象を与えることを避けたいと考えるのであれば、ARPUに影響を与えず、顧客数を増やせるマーケットを狙うしかありません。
ソフトバンクが一番嫌がる方法。すなわち980円プランの全面訴求です。しかしサービスの対象者は、12歳以下と60歳以上の低ARPU層をイジルことではないでしょうか?480円プランでも構わないですが、どうせすぐにソフトバンクに真似されるのだから、そんなに安くする必要はなく、同額の980円で良いと思います。
通話利用は、主に待ち受け専用が中心です。WEB接続は基本的には、上記年齢層には不向きなので、最初からパケット収入は当てにしない。またメール系については、ショートメッセージ中心の利用で無料メール、他社へのメール利用には、当然パケット利用制限を設ければ済む話です(現行サービス)。
低ARPUでも、ユーザー数だけはとにかく確保して行く方が、今はいいのではないかと思っています。
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ドコモは辛うじて+7,000で純減を逃れたようですが、実質的には横ばいと言っていいでしょう。他2社との差は歴然としています。TCAデータはあくまでも各社の自己申告なので、正直微妙な数字ではありますよね。
ドコモは、このままジリ貧でいくのでしょうか?
おそらく2月3月は新機種投入もありますし、春商戦をにらんで、販売インセンティブの積み増しにより価格攻勢に出て、巻き返しに出ることは例年のことですが、今年の春商戦はやや様相が違うかもしれません。例年のような結果は出にくいと思います。
ソフトバンクの孫社長が、「他社が新しいプランを発表すれば、翌日にはすぐに対抗をする。」と宣言したことを覚えている人も多いと思います。家電量販店が「他店価格対抗いたします。」と宣言する手法と同じです。これは値下げ競争をしても無駄だというソフトバンクのメッセージで、ソフトバンクよりお得なプランを出されることを牽制しています。
こういう場合に、ドコモはどういう対抗手段をとるべきなのでしょうか?
とにかく料金を触れば(値下げすれば)、ユーザーの一人当たりの料金収入が大きく減収してしまいます。ユーザーにインパクトを与えるためには、小幅な料金改定では、ソフトバンクには対抗できません。ソフトバンクに対抗した安いプランを投入すれば、料金収入の減収幅はとてつもなく大きく、それならやはりジリ貧でも顧客数が0.xx%の水準で純減していく方が、まだマシだと考えるのでしょうか?
ドコモはこのまま静観するしか方法がないのでしょうか???
2007年の1月の結果を振り返り想像してみると、ソフトバンクの純増16万の主要層は、ドコモやauなどの高額利用者(高ARPUユーザー)ではないような気がします。むしろ低額ARPU層のように思います。
純増数ばかりに市場の関心が行き、勝った負けたの話になりますが、ARPUへの影響を考えると、ドコモがこのまま静観を決め込むのも一つの選択肢として正しいとも言えます。しかし、ユーザー数の増減数が一人歩きしてしまって、ユーザーにドコモからの顧客離れの印象を与えることを避けたいと考えるのであれば、ARPUに影響を与えず、顧客数を増やせるマーケットを狙うしかありません。
ソフトバンクが一番嫌がる方法。すなわち980円プランの全面訴求です。しかしサービスの対象者は、12歳以下と60歳以上の低ARPU層をイジルことではないでしょうか?480円プランでも構わないですが、どうせすぐにソフトバンクに真似されるのだから、そんなに安くする必要はなく、同額の980円で良いと思います。
通話利用は、主に待ち受け専用が中心です。WEB接続は基本的には、上記年齢層には不向きなので、最初からパケット収入は当てにしない。またメール系については、ショートメッセージ中心の利用で無料メール、他社へのメール利用には、当然パケット利用制限を設ければ済む話です(現行サービス)。
低ARPUでも、ユーザー数だけはとにかく確保して行く方が、今はいいのではないかと思っています。
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