八王子で大昔、「紅茶専門店」をやっていたマスターブログ

元がじゅマスターが頑張ってブログを書いてます。

悲惨な思い出Ⅱ

2010-08-29 09:01:00 | 北海道自転車ツーリング
稚内のモシリバYHに泊まった翌朝は今にも振り出しそうな、ハッキリとしないお天気だった。お約束の写真を撮り出発。

だが風は追い風これを味方に日本最北端、宗谷岬へ。30キロをアベレージ26キロで激走。8時半には到着する。ソコには自転車旅行者(チャリダーと言うらしいが私はあまり好きな言葉ではないので使わない)が何人も到着していて写真の撮りあいや情報交換をしている。


私も混じってこれから行きたい「北オホーツクサイクリングロード」の情報を聞くが皆さん知らないと言う。私のネットによる情報では宗谷国道を南下して「道の駅さるふつ」手前を右折道道1089号を進む。だけでしたので誰か知らないかと思ったのですが残念。

そのまま宗谷国道(238号線)を日本最北端から南下。国道沿いの郵便局のATMで生活資金を下ろす。その間何人かの自転車旅行者が先行して行く。見えなくてもこの道には何人もの人が自転車で走っている事を実感する。でも皆が知らないサイクリングロードを探して浜鬼志別で右折してみる私。綺麗な道が(農道だろう)何処までも続き左右に時折牧場名が表示されるが道路番号は表示が無い。人がいないから聞けずとても不安。間違えて戻る距離が半端でないから間違えたくないのだ。

ここに到着した時はホッとしてお腹が空いたのだが元天北線猿払駅前なのに何も無い。こんな時の為の非常食(セイコーマートで買ったアンパンが役に立つ)。周りを見ながら食べたのだが「ヒグマが出ました」が落ち着いて食べる気をなくさせる。昔、店で使っていたドアベルを持ち出し自転車に付ける。走りながら鳴るようにして出発。ここは天北線の廃線後線路を取り外しアスファルトを敷いてサイクリングロードとして在る。

私の撮った動画ではないのですが状況が良く判るので貼り付けておきます。感謝!
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いかにも何か出そうでした。出ました。鹿が!。

鹿の白い三角のお尻がピョンピョン跳ねて逃げて行くのですが左右とも崖や藪が続き逃げ込めなくてサイクリングロードを一緒に走りました。

廃線跡だとわかるホームの跡。休憩所が壊れかかって哀れ。その後の天気の急変で私が哀れに変身。空が急に真っ黒になって大きな雨粒が降り出したのです。これで三日連続の雨中走行。一本道とは言え誰にも会わない道で、早くそこから抜け出したいのに浜頓別までは距離が結構有って生きた心地がしませんでした。雨は強くなる一方で本日の走行はココまでと決め宿泊場所を探しましたが浜頓別YHはだいぶ前に閉館とか、サイクルセンターはウイングと名前を変えて高級温泉ホテルになっていて除外。そのそばのキャンプ場は綺麗な芝生に水が浮かんでいて除外。とほ宿「トシカの宿」にやっと空いたベッドを確保。ホッとするがビショ濡れで自転車を降りて荷物を乾いた所へ持ち込むまでの処理に時間がかかる。でも乾いた寝床と屋根の有る所で食事の心配も無く過ごせるのは天国です。後からやはり自転車旅の人が到着。聞くと、昨日の夜稚内のドームでテントを張っていた一人の方だった。明日から同じ方向へ走る話をしながら、夕食はジンギスカンと毛がに。ご馳走様でした。

チットも悲惨そうに見えないと言う声が聞こえそうですが、雨に降られ誰もいない道を一人宿を求めて携帯電話圏外を走るのは結構辛い体験でした。
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