このほど原節子さんが9月に亡くなられていたということが分かって、追悼番組がたくさん組まれているようだが、小父さんが6歳の時公開された作品『東京物語』をBSプレミアムの録画で観た。出だしのエキストラやいくつかの場面にわざとらしさを感じはしていたが、観終ったら大変な感動をもらっていた。この映画は世界的にも評価の高い小津安二郎監督のものだが、山田洋次監督が2013年にリメイクしていた『東京家族』を観ていたので、全体の流れは心得ていたつもりなのにたくさんの涙を流してしまった。『東京物語』が作られて62年もの歳月が流れているのにこのように人の心を捉えるなんて名画の力って本当に大きいとつくづく思った。下のYouTubeはそれぞれの予告編だ。なるほど「永遠の処女」と呼ばれた原節子さんはとても綺麗な方だが、その配役も日本の理想の女性像そのものだった。
あらすじ
尾道に暮らす周吉(笠智衆 )とその妻のとみ(東山千栄子)が東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ。しかし、長男の幸一(山村聰 )も長女の志げ(杉村春子)も毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする2人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子(原節子 )だった。紀子はわざわざ仕事を休んで、2人を東京名所の観光に連れて行く。周吉ととみは、子供たちからはあまり温かく接してもらえなかったがそれでも満足した表情を見せて尾道へ帰った。ところが、・・・。(wiki)
『東京家族』予告篇 2013年(1分31秒)
夕べ水木しげるさんの訃報がYahoo号外でスマホに入りましたね。
ゲゲゲの鬼太郎はうちの子供達も知っているんですよ。
お二人のご冥福をお祈りします。
私も名前は知っていても、彼女の作品は観たことがありません。
BSで放送していたんですね。
出演者の名前を見ると懐かしい名前が沢山ありますね。
よいものは何年経っても人の心を捉えるんですね。
原節子さんは 名前しか知りませんが
早くに女優業を止められたんですね。
結婚もせず お一人でいらっしゃったとか
お兄様がご自身の眼の前で事故死されたとか どんな方だろうと興味を持ち あちこち見ていたらそんな事が書かれていました。
新しい東京家族はビデオで観たように思います。
家にあったら また 見てみたいですね。
しかし、歳をとってからその意味がだんだんわかるようになりました。あの淀川長治さんでさえ、「小津監督は世界共通の映画の言葉を知らない」とまでこき下ろしていましたが、小津さんは計算ずくだったのだということがよくわかってきました。
この「東京物語」もテレビで何度か放映していましたが、この映画も含めて観るのも今回
はじめてです。
>夕べ水木しげるさんの訃報がYahoo号外でスマホに入りましたね。
ああ、スマホニュース入るんですね。
日本のトップニュースに詳しいはずです!
今日も朝だったか昼だったか水木しげるさんのこと偲ぶ番組やっていましたね。
急に寒くなったので訃報が続いているようです。
はっはっは、大女優と言われても、私ともども時代が違いますよね。
日曜日のテレビで関口宏氏が父(佐野周二)が原節子さんと共演したことがあるが、彼女のことを誉めていたと言ってましたね。
>出演者の名前を見ると懐かしい名前が沢山ありますね。
誰もがこんなに若かったのかと思ってましたが、
笠智衆さんが東京の居酒屋で友達と酔っぱらうシーンがありましたが、東野英治郎さんと、十朱久雄さんだったので楽しくなりました。
いやいや、一番上のポスターだけでもそうそうたる役者さんが並んでいますね。
>結婚もせず お一人でいらっしゃったとか
へーっ、そうだったんですか!
私も今、wikiを全部読み直してみました。
>お兄様がご自身の眼の前で事故死されたとか
いやー、同じ映画関係者で目の前で亡くなるとは大変なショックだったでしょうね。
そうだったんですか!
>いかにも台本通りというようなセリフとか、なんだかダサいなとさえ思っていました。
私も上でうまく書き表わせていませんが、まさにそんな印象を持ちました。
>あの淀川長治さんでさえ、
へーっ、そんなきつい言葉が長治さんから出ていたとは。
>小津さんは計算ずくだったのだということがよくわかってきました
そうなんですか。
私は最初の方で小学生の登校風景を観て、ああ、この頃はこれが演出だったのかなんて今の映画と比べていました。
小津さんの映画がまだ放映されるようなので観てみようと思っています。
原節子さんの出演されている映画をいくつか観ております。
訳あって、子供の頃からとても親しみを持っておりました。
当時の日本人らしからぬ美しいお顔立ちにうっとりと見惚れておりました。
海外での評価のとても高い小津作品の良さがわかって来たのは
大人になって来てからだと思います。
早くに引退された理由も良く知らなかったのです。
後に原節子さんが演技が下手だと言われ悩んでいらっしゃったことを知りました。
顔のアップばかりだったこともご本人は納得いってらっしゃらなかったとか。
つい先日、母と原節子さんは如何していらっしゃるかと話したばかりだったので
大変驚いたところです。
新しい方の映画「東京家族」も好きな映画のひとつです。
都会に出て暮らす息子をもつ田舎の親として
共感する場面が何度も出てきて、苦笑いしたり
ほろりとさせられたりしました。
何度観てもいい映画ですね。
さすがですね。
>訳あって、子供の頃からとても親しみを持っておりました。
ということは、どなたかに似ておられたんでしょうか?
確かに綺麗ですが、「東京物語」ではいい役どころですよね。
美味しとこ取りみたい!(笑)
>海外での評価のとても高い小津作品の良さがわかって来たのは
そうなんですか!
昨日も「彼岸花」をやっていたんで少し観ましたが、pinkyさんみたいな芝居をやられた方には小津スタイルは受け入れ難かったんでは!
>顔のアップばかりだったこともご本人は納得いってらっしゃらなかったとか
なるほど、歌手にしろ俳優にしろ自分が演じたいものにはなかなか巡りあえないってことですね。
>つい先日、母と原節子さんは如何していらっしゃるかと話したばかりだったので
それはそれは、95歳でも話題になるということはいかに大きな存在だったかということですね。
>都会に出て暮らす息子をもつ田舎の親として
いやいやリンク先にも書いていますが、私の両親の東京行きのことを想い出していました。
面白いのが、三男は大阪勤務でけいぞうという名だそうで笑いましたね。