しげるの自遊学

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敬語は難しい

2011-11-18 09:05:38 | Weblog

 近所の音楽家に今年もまた「プログラム」他の作成を頼まれました。「挨拶状」、「コンサートと写真展の案内」、「コンサートのプログラム」、「コンサートのチケット」などなど。年に一回のことですが、今年で6回目になりました。私も高齢者だし、小さい字を沢山入れた挨拶状や案内状を作成するのは結構大変なのでお断りしたのですが、とうとう押し切られてしまいました。

 私が仕事で引き受けるのなら、原稿通り忠実に作成・印刷するだけで、文句は言わないと思うのです。しかし、私には、私なりの文章スタイルもあるわけで、他人の原稿とはいえ、「おかしい」と思われる点などについては率直に申し上げることにしています。

 以前引き受けた原稿では、宛先が「各位様」となっていました。ほかにもいろいろありましたが・・・。今回も挨拶状を見て驚きました。挨拶状の最後の方で、「ご拝読の上」とあったのです。私も、特別「敬語」などについて詳しいわけではありませんが、さすがに、これには驚きました。「ご拝読」=相手に拝読を強いるとはなんたる尊大。それにしても、日本語は難しいですね。尊敬語、謙譲語、丁寧語。私も、もう少し勉強せねばと思っています。最近の若い人の言葉の乱れ、本当に残念であり、さびしくもあります。

 親しい中国の友人に、特別に日本語に堪能な方がいます。普通の会話では、とても外国人が話す「日本語」とは思えないくらい。彼女曰く、「最初は日本語は易しい」と思ったそうです。たしかに、日本語はあまり口をあかないでも喋れるし、発音は易しいです。ところが、勉強すればするほど、日本語が難しいことを実感しているそうです。「漢字」あり、「ひらがな」あり、「カタカナ」あり。漢字の読みにも「訓読み」、「音読み」あり、本当に複雑です。そして特に難しいのは、やはり「敬語」。

 コンサートの案内状を作成しながら、あらためて敬語の難しさを思い知らされました。

 

 (注)これは挨拶状ではありません