あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

歩き遍路・高知の旅 (1)

2010-11-22 01:30:56 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2010.11.18(木)
 
昨夜(11/17)の22:40にJR大阪駅桜橋口を出たハイウェイバスは
南国PAで時間調整及び乗務員交代をして、今朝6:00過ぎにJR高知駅バスターミナルに到着した
 
車中で買い込んでいたおにぎりで朝食を済ませていたのでJR土讃線で後免駅まで戻り
駅前で路線バス乗り場を探すが見当たらない
事前に調べておいたが始発は8:00なので、直ぐにタクシー(高知の地方はハイヤーとなっている)の営業所がみつかり、前回ワタシが歩き終えた29番国分寺さんまでお願いする
5分も走ると到着、¥860÷2=¥430
 
さぁ、今日からの区切り打ちのスタートです
ちなみに打つとは参拝のことだそうですよ
今回の予定はこの29番国分寺さんから36番青龍寺さんまでを3日間で歩くという
patoさんとワタシにはちと過酷な予定です
誰がたてたかって?、、ワタシに決まってますよ、、だってネ、彼女は足長で背が170cmくらいあって
しかも15も年下のアラフォーなんですもの
物足りないと言われてはもったいないですからネ
 
7:15 山門に到着して輪袈裟、お念珠を着け、ワタシは南無大師遍照金剛、同行二人と書かれた
袖無しの白衣を着ます
リュックにはレプリカの小さな菅笠と藁ぞうりを着けて
 
 
 
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お参りと納経は前回ワタシは済んでいますのでpatoさんと一緒にお燈明をあげ
お線香を焚き、納め札を納めお賽銭を供え仏前勤行を唱えます
大きな声で経本を見ながら唱えることが出来るようになりました
境内にはどなたもおられずワタシ達が一番でした
先月は十月桜が咲いていましたが今回は大輪の菊でした
 
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大体、一ケ寺で30分くらいを要します
 
次は30番さんへと遍路道を行きます
直ぐに石板の道標が見つかりました、導石は建立した人の氏名や年代が記されています
 
 
 
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高知名物の文旦(ぶんたん)もたわわに実って歩きには素晴らしい景色が広がります
あまりの天気の良さと心地よさでおしゃべりに花も咲き
足の運びも軽やかです
しかし、ここで大きな国道を歩いていて地図の旧国道と現県道とを取り違えて
ファミリーマートの方にお尋ねして道を修正です
いきなりの迷いに先の不安が過ぎりますが思い直して歩き出すと
遍路道の案内板が見えてくるようになりました
 
 
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途中に道の三角コーナーを利用して遍路小屋を作ってくださったうえに
トイレや飲料水のお世話までして下さっている会社の下にて小休止です
 
 
 
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間もなく逢坂峠を過ぎて30番 善楽寺さんです(10:25 )7.0キロ歩行
 
ご本尊様は
阿弥陀如来様
 
 
黄色の鶏頭の向こうに本堂があり参道から解放された境内が広がります
山門は土佐神社さんとの共同門で裏口入内したので後から潜り抜けて行きました
 
 
イメージ 26木シャクヤク??と教えてくださったんですが
 
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道から少し集落に入ったところで気になるわらぶきの屋根が見えたので近くへ迂回すると
国指定重要文化財の旧関川家でした
 
日本家屋の懐かしさそのままに残された
郷士・豪農のつくりです
 
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ここから道は国道を進みいよいよ高知市へと入る
しかし広い道が続きどれがいったい国道だか混乱して標識を良く確認するが
またしても道迷い
 
あきらめて空腹に耐えかねたので公園でニャンコたちを追いかけて東屋で
お昼休憩にする
patoさんは大の愛猫家で自宅には4匹も同居しているせいか写真が多くなる
 
30分ほど休憩して元気を取り戻し、だいたいの見当をつけて歩き出して
先ほどの道につながるところへと改めて出て進むと
見えてきました路面電車
間違いないようです
 
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美術館前となっている停車場
 
地図を見ながら今日のお宿へと急ぎます
なんだか一刻も早くリュックを下ろしたくて足が速くなります
初日からこんなでは先が思いやられます
それにpatoさんはちょっと靴擦れが出来たようで辛そうです
12:50 お宿に着きました
コーヒーは無料で飲み放題です、ブラックで一杯頂戴します
嫌いじゃないけどあまり飲まないのですが美味しかったです
素泊まりにもかかわらず先にお願いしてあったので快く荷物を預かっていただき
軽くなった身体でたんぼ道を31番 竹林寺さんへ向かいましょう
一面のコスモス田が広がって遠目には綺麗でしたが近くに寄るともうほとんど
花は終わっていました
 
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たんぼ道から人家の間を五台山へと登ります
結構急な山道になりますがpatoさんもワタシも何故か楽しくなります
舗装道路の行軍に足が疲れて少々うんざりし始めていたので
木陰に入りホッとしているのです
 
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この五台山は高知県立牧野植物園になっており開閉時間が決まっていますが
お遍路さんは出入り自由なんです
時期が過ぎた薔薇やこれからの菊花展の準備中でした
植物園を遍路専用の出口へ出ると直ぐに竹林寺さんへと連絡しており山門に行き着きました
銀杏やモミジが綺麗に色づいて高知で紅葉を見るとは思ってもいませんでした
 
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県下で唯一の五重の塔、紅葉に背を向ける五智大日さんたち
 
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一幅の屏風絵のような山門の裏側
 
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八十八ケ寺の中で唯一の文殊菩薩様がご本尊
ワタシの守り本尊様だ
五十年に一度だけご開帳される国の重要文化財に指摘されているそうだ
 
少し休憩しましょうとお接待所に向かうとpatoさん大喜び
ニャンコちゃんが待ってました
何故ここに・・・・忘れました・・・・幸せ気分に浸っていましたもので
 
 
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14:45 納経を終えてまだ次のお寺まで歩けばなんとかいけるかも知れないですが
あと二日歩かねばなりませんので今日はここで終了してバスで桂浜へ遊びに行くことにしました
だけど、、、次のバスは16:00過ぎ、、、タクシーがいましたのでお願いして行ってもらうことにしました
15分くらい走って着きました
 
高知まできたのですから一目龍馬様にお目通りしてきましょう
白波が打ち寄せる桂浜に降りて見上げて、100円出して同じ高さまでのやぐらに登って
ご対面です
あいにく、夕陽を浴びておられ写真は全て逆光
懐にはピストルがあったかどうかは定かではありません
 
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風が強くなって肌寒くなってきたので今度はバスに間に合いました
市街地のはりまや橋へと向かいます
 
 
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ホテルで聞いてきた市場の名前を忘れてKOUBANに駆け込み若いお巡りさんが
高知弁で親切に教えてくださった「ひろめ市場」に行きました
 
何でもあります
夜中まで営業しているそうですがまだ時間が早かったのでガラガラでした
17:00 早いけど夕食にしましょう
ぐるりと一周して二人とも同じものになりました
                                        にんにくたっぷりのカツオのたたき丼(一人前)
                                         &カツオの巻物(半分こ)
 
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夜食と明日の朝食も仕入れてホテルへと土佐電の路面電車で帰ったのでした
 
 
 
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翌朝が早いので清算をして部屋へ入り
大浴場はなく部屋のユニットバスで汗を流して早々にダウンです
 
明朝も6:00 出発しましょとpatoさん張り切ってます
 
夜行バスでの睡眠不足が心配され靴擦れも心配で予定を短くして市内観光に出掛けたような一日になって
しまったがまずまずの初日、の歩きでした