にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

今にして思えば

2024-06-25 16:01:18 | 音楽 美術
やっと、引っ越し用の床シートをはがして、

仏壇の間の拭き掃除、縁側も掃除機をかけて、玄関を掃き掃除しました。


少し落ち着くと、考えてみれば、私、結婚するまではずっと、一戸建ての家に暮らしていて、

結婚後は、ずっとマンション暮らし・・・しかも、6階7階8階と高層階に暮らし続けていたんだなあ・・・

と、改めて思いました。

眺望はよかったけれど、ずっとエレベーターを使って上がり降りして、

階下や隣の部屋の住人に、音を立てないように気を使い、

子供一人でも、音がすると注意されたこともありました。

一戸建てにうつり、なにやらほっとしたというか、足が地に着いたという感じもし、

高層階に住んでいたことが、神経を使う毎日だったのかもと、今、思うようになりました。

結婚するまでは、親元に暮らし、庇護されていたのに、

慣れない土地に行って、それまで周囲に気遣うことなくのびのび暮らせる田舎の一軒家から、

いきなり、見知らぬ街のマンション暮らしで、若いから、わくわく感もあったが、

ふつつかものゆえ、マンション暮らしの子育ては、神経を病む、身体も病んだりと

今にして思えば、大変でした。


***

中学生までは、近所の友達と交流がありました。

家ではあまりテレビの歌番組も、父が厳しくて見せてもらえなかったけれど、

学校での交流で得られる情報から、いろんな歌も自然に覚えました。




近所に住むクラスメートが、何かの用でうちに来て、

私は所用があって、応接間で、父のいる前で待ってもらっていたとき、

その子は、父に顔を背けて、一言もしゃべらなかったことを覚えています。

そのあと、しばらくして、その子から「もう、あなたの家、全部嫌い!」

と、言われて、それから口をきいてくれなくなりました。

高校は別になりましたが、通学路はうちの前を通るので、その子は

うちの家の人には出会っても、誰にも挨拶してくれませんでした。

はっきりした理由はわかりませんが、今でもとても悲しいできごとです。


コメント
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