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13歳独少年がNASAの計算ミス正す

2008-04-19 08:58:48 | 文化・学術
 gooニュースが、AFP=時事のニュースとして取り上げている4月16日付記事を取り上げる。
 「こぼれ話」として紹介されているもので、記事タイトルは、「【こぼれ話】13歳独少年がNASAの計算ミス正す=小惑星の地球衝突確率」である。
 記事タイトルにリンクを張っておくので、興味のある方はチェックしてみるとよい。

 世界に目を向けると、吃驚するような能力が隠れているものである。
 自分自身の13歳の頃と比較してみると、いったいどのような家庭で育ち、また、どのような頭脳なのかと考えてしまう。。。
 計算要素として、人工衛星との衝突確率及びそれに伴う小惑星の軌道が変化することを考慮し、次に小惑星が地球に接近する際の衝突確率に言及しているため、「可能性としてはそうなるのかもしれない」と類推できる。
 
 しかし、13歳の少年が、「ポツダム天体物理学研究所のデータを用い、実際には衝突確率がはるかに高いことを突き止めた」と記事で指摘されており、「13歳の少年がそのようなデータを使用する」こと自体が驚きである。
 時代の変化を感じざるを得ないところである。。。
 記事を引用しておく。

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 記事引用
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 【こぼれ話】13歳独少年がNASAの計算ミス正す=小惑星の地球衝突確率

 【ベルリンAFP=時事】将来、地球に最接近する見通しの小惑星「アポフィス」をめぐり、ドイツの13歳の少年が、地球への衝突確率は4万5000分の1とした米航空宇宙局(NASA)の予測を「計算ミス」と指摘、450分の1であると訂正した。ドイツの地元紙がこのほど伝えた。(イラストはNASAが公表したアステロイドベルト=小惑星帯=の想像図)

 この少年はニコ・マルクワルト君。ポツダム天体物理学研究所のデータを用い、実際には衝突確率がはるかに高いことを突き止めた。欧州宇宙機関(ESA)はマルクワルト君の計算が正しいことを認めたという。

 マルクワルト君は、アポフィスが2029年4月13日に地球に最接近する際、そのころ地球を周回していると予想される4万もの人工衛星のうち1つかそれ以上とぶつかる可能性を考慮。これにより軌道変化が起き、次に最接近する2036年に地球に衝突する恐れがあるとした。

 NASAもマルクワルト君も、その場合は鉄とイリジウムでできた直径320メートル、重さ2000億トンもの塊が大西洋に落下すると予想。衝突の衝撃波により巨大な津波が発生し、大西洋沿岸地域だけでなく内陸部も破壊されるほか、巻き上げられたちりが厚い雲をつくり、空を暗くするとみている。

 マルクワルト君は地元の科学コンテストに提出した「アポフィス・キラー小惑星」と題する研究の中で自らの計算結果を明らかにした。〔AFP=時事〕
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 Written by Tatsuro Satoh on 19th Apr., 2008

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