万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

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有馬記念の予想(1)

2009年12月26日 11時32分56秒 | 競馬予想
遅くなりましたが、予想のほうに入ります。

まずは出走表。

3歳2冠牝馬のブエナビスタが横山典騎手で1枠2番。
春の宝塚記念を勝ったドリームジャーニーが5枠9番。
中山マイスターマツリダゴッホが4枠7番。

ブエナビスタにとってはあまり良い枠ではないように見えます。

今週の初めは当初はマイネルキッツで勝負予定でしたが・・・主戦の松岡騎手が騎乗停止・・・。

松岡さん、あんた何やってるんですか!!

で騎乗するのが三浦騎手・・・。

ちょっと待てよおい…。という感じです。

まずは前2走成績から


天皇賞からJCをパスして直接有馬記念に勝負をかけてきたのがマツリダゴッホとドリームジャーニー。他の競馬場では取るに足りないマツリダゴッホですが、中山競馬場となると話は別。

3歳勢は菊花賞馬スリーロールスや3着のセイウンワンダー、秋は成績今一つの皐月賞馬アンライバルドは直接有馬記念に照準を絞ってきています。3歳勢が好走するローテーションのパターンです。

3歳勢でローテーション的に一番不安なのはここでGⅠ3連戦目のリーチザクラウン、あとは菊花賞の後にGⅢを使ったイコピコ。

不気味なのはステイヤーズSを勝って挑んできたフォゲッタブルと、夏のローテーションも余裕があり、アルゼンチン共和国杯から挑んできたミヤビランベリ。JCが秋1戦目で次がたたき2戦目になるネヴァブション。

ブエナビスタも秋GⅠ3連戦目なのでローテーションとしてどうなのでしょうか?


こうみるとやはりリーチやイコピコはローテーションとして問題がありそう。
フォゲッタブルは5戦目??来年の天皇賞(春)を目標にしたほうがよかったんじゃない?

次にGⅠで好走する最低条件(1年以内のGⅠ勝ち、GⅠ複勝圏内、GⅡ勝ち)のデータです。まずは過去10年の表から


藤沢先生が言うとおり宝塚記念は狙って出るレースではないのでGⅠ成績に関しては不問でしたが、有馬記念は狙って出るレース。やはりそれなりの実績が求められます。30頭中半分の15頭にGⅠ勝ちがあります。


GⅠ複勝圏内まで範囲を広げると22頭がGⅠで複勝圏内に入っています。ちなみに勝ち馬だと10頭中7頭がGⅠ勝ちがあり、9頭はGⅠで複勝圏内に入っています。その1頭の例外はマツリダゴッホです。



次にGⅠ複勝圏内とGⅡ勝ちまで範囲を広げると勝ち馬全部にGⅡ勝ちがあります。複勝圏内に入った30頭中29頭は重賞勝ちがあります。(例外の1頭はコイントス)

この点からはコスモバルクとエアシェイディ、シャドウゲイトは斬ることができそうです。でもあと13頭残っています。

中央競馬今年最後のGⅠなので悔いない予想をしていきます。
(次回へ続く)

有馬記念の展望(3)~中山巧者と来年も立ちはだかる大きな壁~

2009年12月26日 10時59分42秒 | 次レースの展望(個人的備忘録)
ここからはちょっと駆け足で一人語り。

まあ会話方式のほうが自分自身に対する確認としてはある意味最適なのですが、他の方から見たらこの方式はどうなんでしょうか?

ということで次は中山について・・・。

中山コースは中央4コース(東京・中山・京都・阪神)の中では非常にまぎれのあるコース。しかも中山1600mはコーナーが3つあるなんて・・・どういう仕様やねん!と突っ込みを入れたくなります。

「距離巧者よりコース巧者」という格言がありますが、この格言を痛感するのがこの中山コースだと推測します。

で過去10年の複勝圏内に入った馬をみるとこんな感じです。

◎は中山1800m以上で勝ちがある。
○はとりあえず中山を走ったことがある。
×は全く中山を走ったことがないを表します。

30頭中25頭は勝ちまたは経験があります。
その内15頭は重賞勝ちです。

これだけでは分かりづらいのでもっと詳細を

過去1年間で中山古馬重賞での成績で上げてみます。

そうすると30頭中24頭が1年間で中山コース経験をしております。
さらに22頭は重賞経験があり、複勝圏内に入ったことのある馬は20頭います。

このデータを上げようとしたら、実はまたもやけん♂さんに先を越されてしまいました(笑)。やはりデータ予想をすると結構着目点というのは似てくるものでしょうか。

単複勝負に関してはモンジューさんが、データに関してはけん♂さんが来年も自分の目の前に大きく高い壁となって立ちはだかりそうです。

でもこうやって競う相手がいるからこそ自分もそれを越えようと鍛えるわけですし、誰もおそらく気づかないであろう盲点を調べようとするわけです。

一歩間違えれば『建艦競争』になりかねませんね。そしたら無資源国の自分などは窮してしまいます。(爆)

まあどっかの歌の歌詞で『高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな』というフレーズがありますがまさにそんな感じです。

と自分の去年の有馬記念の記事を見たらこんなことを書いてました。

この記事が08年の有馬記念で証明されましたが…。

それで外すって・・・。

東京の2400mは正面スタンドスタートで4回コーナーを回るだけですが、中山2500mは向こう正面スタートで6回コーナーを回る。コーナーが多いということはペースは緩みやすいし、コーナーで息をつくことができるから逃げ先行が有利な態勢になる。

まあ極論を言うと

中山の2500mはクラシックディスタンスではなく中距離と解釈。

距離は2400m以上の経験は必要はなく、中山記念(1800m)を好走できる程度でOK。さらに言うとコーナー4つあるコースで好走できればOK。

オールカマー・日経賞・AJCCを好走できればなおよろしい。

ということになります。

遅くなりましたが今回の出走予定表。


そして中山成績。


ブエナビスタとコスモバルク以外は何が来ても驚かないな…。

2・3着の紐に迷うというよりは『頭荒れ』ってあるでしょうこれ。

中山実績をみるとそんな感じがします。