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今日はこんなことありました。

集大成。

2006-01-20 02:54:40 | 大学。
今日はゼミ。
卒論発表の日でした。
一人15分で発表。あたくしはトップバッター。
相変わらずの緊張で、ちょっとグダグダになってしまいましたね
まぁ、レポがまとまってなかったんで、発表もまとまるはずがないんですが。
でもなんとか終わって、良かったです。

どんなこと書いてるの?ってある人に聞かれたんで、ちょっとだけ卒論のこと書きます
あたくしは今回、「子育て力向上支援の必要性」ってテーマで論文書きました。
今、親の育て方の関係で、身体的にも内面的にも問題を抱えている子どもがいる。
それは何が原因なのか、今までそうした状況をどうやって改善しようとしてきたのか。
で、これからそれを改善する案として、総合施設(幼保一元化施設)ってのが有力視されてて。
それって何なのか、なかなか設置される話し合いが進んでないけど何が問題なのか。
日本はまだまだ総合施設が未発達だけど、イギリスでは実際に総合施設で子育て支援がされてて、しかも成果があがってる。
イギリスの総合施設ではどういう子育て支援がされてて、どういうメリット・デメリットがあるのか。
それを踏まえて、総合施設設置に行き詰まってる日本で、今何が出来るのか。

ざっといえば、そんな感じでした。
(こういえば、ちゃんと15分でまとまったのに…あたし、何やってんだろ
イギリスをなんで対象国に選んだのか。
私は「日本と経済・女性の社会進出のバックグラウンドが似ていて…」とかウダウダ言ってたけど、
率直に言えば、「イギリスが好きだったから」で
てか「何度も行きたかった国だから」で
そんな不純な動機だったから、論文書くための情報がなかなか集まらなくて。
普通、データとか見て「書けそう」と思ったらテーマに選ぶよね
そこらへん、あたくしは順番バラバラ無計画なんです…ほんと、苦労しました←自業自得

で、ロンドンに実際情報収集へ行ったわけですが。
11月の記事にも書いたけど、いろんな総合施設にメールしても断られたり。
文部省へ行ったらつまみ出されたり。散々でした
でも、そんな中、バリーさんっていう人が仕切っている総合施設に呼んでもらえた。
そこは、美術館を貸しきって親子の無料イベントやったり、10ページにも渡る会報を定期的に親子に送ったり。ほんとやる気メラメラな施設だった。
「自分がやらなきゃ誰がやる?今やらなきゃ、いつやるの?」みたいな、熱い人で。その人が惜しみなくくれた資料が、今回ほんとに役立ちました。

あとは、間違い電話がきっかけで訪問することになった施設。
この施設はイヤイヤ行ったけど、ここの訪問記が結果的には施設の実態や有効性を証明する、一番の情報になりました。

日本では、(たまたまテレビで見かけた)地元のNPO子育て広場。
ここのMさんっておば様にも、本当にお世話になった。
人気のある施設で、地域のお母さん達が子どもをつれて、一日に何人もやってくる。
「自宅のような雰囲気の中、子育てに関する悩みを解消してもらいたい」と、
この広場は、Mさんの自宅で開かれていて。
いつもにぎやか
お母さん達の会話を聞いていたら、
「○○さんが『こないだもうすぐつかみ立ちするわよ』って言ってたけど、ほんとに子どもがつかみ立ちしたのアドバイス聞いておいて、助かったわ」みたいなやりとりが聞こえてきて。
マンション街で、孤独な子育てが多い地区なのに、唯一ここではお母さん達同士の助け合いが行われている。
で、この雰囲気の良さを噂で聞いたボランティアのお菓子職人とかヨガの先生が広場にやってきて、プログラムを行ったり。
お母さんたちも積極的になってきて、元美容師が「子どもの髪の切り方」を教えたり、韓国人ママが韓国の家庭料理教えたり。
まさに「子育てしながら、親育ちも行われる場」でした
私が「地域に根ざした子育て支援が必要」って言ってたのは、
この辺の様子を見て思ったからです。

この三ヶ所の施設は、偶然出会った場所ばかり
もし、この施設に会わなかったら、私の卒論はもっとやばかったに違いありません。
ほんとにツイてました
最後の結論はほんとやっつけだったけど。もうちょい時間あったら、もうちょいちゃんと書けたかもだけど。
この研究が、今後の人生に役立つといいな。
思い返してたら、いろいろ思い出しちゃって。
長々と書いちゃって、すみませんでした

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