気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

シャトー・ラ・ドミニク

2013-04-10 05:43:08 | 日記
シュヴァル・ブランとラ・コンセイヤントの隣、ポムロルとの境の近くという場所にあるこのシャトーの畑。
石灰質の砂利と砂を含んだ粘土質からなる土壌で、雨の多い年であっても、
優れたワインを生み出すことができています。

「隣人であるシュヴァル・ブランとラ・コンセイヤントを交配させたかのようなワイン」と表現されるラ・ドミニク。
元々の土壌の良さに加え、特筆すべきは現在ワイン造りに関わっている人材のすごさ。
ワインの管理を行っているのはあのCH.ヴァランドローのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏、
そしてコンサルタントはかの有名なミシェル・ロラン氏なのです。

CH.ヴァランドローは、1992年には1本130フランだったものが、
1999年には800フランと6倍以上の値段になり、
「サン・テミリオンのシンデレラワイン」と呼ばれている代物。
このヴァランドローの成功を成し遂げたのがテュヌヴァン氏でした。
そしてミッシェル・ロラン氏といえば、ル・パンのコンサルタントを務め、
現在は CH.モン・ペラなども手がけている、押しも押されぬヒットメーカー。
この二人がタッグを組んで造り出しているワインなのですから、
良いものができないはずはありません!

結果、豊かな色合いで、強烈な、超然的なブドウの完熟感があり、
ふくよかでフルボディのワインがつくられるようになりました。
また近年各ヴィンテージには新樽が50%ほど使われており、それが絶大な効果をあげています。
あまり出来がよくなかった発酵槽のワインや、
若いブドウ樹のためにセカンド・ワインを導入したことも、
品質をいっそう向上させることとなりました。
ラ・ドミニクは、現代的なスタイルの醸造法をサン・テミリオンで最初に採り入れたシャトーとなっています。


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