気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

ドメーヌ・ルネ・アンジェル

2012-05-26 05:00:10 | 日記
ブルゴーニュのドメーヌは、日本の農家と同じように、父から息子等へと代々畑を引き継いでいき、その歴史を繋げていく所が多いです。

ただ、中には当主が亡くなった時点で、畑を売却し、ドメーヌそのものが消滅してしまう場合もあります。

2005年の5月に休暇先のタヒチで、ドメーヌ当主であったフィリップ氏が心臓麻痺により亡くなった、ドメーヌ・ルネ・アンジェルも、今はもう存在しないドメーヌの一つです。

ドメーヌ・ルネ・アンジェルは、ディジョン大の醸造学の教授でブルゴーニュ騎士団の創設者の1人であるルネ・アンジェル氏がヴォーヌ・ロマネ村で設立したドメーヌ。

一時は低迷していた時期もありましたが、孫のフィリップ・アンジェル氏がドメーヌを引き継いで以降、そのワイン造りは世界のワインメディアからも絶賛を浴びます。

アンリ・ジャイエを尊敬していたフィリップ氏は、非常に研究熱心で、1985年以降のワインの品質を飛躍的に向上させ、ロバート・パーカー氏からも4つ星評価を受けるまでになりました。

先述の通り、フィリップ氏は2005年に他界してしまい、ドメーヌの歴史は2004年ヴィンテージを最後に終了となってしまいました。

当時その畑を買い取ったのは、フランスの流通グループ、ピノー・プランタン・ルドゥート社を所有するフランソワ・ピノー氏。

ピノ―氏は、シャトー・ラトゥールやグッチ等買収し、オークションハウスのクリスティーズの主要株主でもある人物。

彼が当時日本円換算で、エシェゾー、グランエシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ1級などからなる6ヘクタールの畑を、約20億円で購入した事を見ても、その畑の評価の高さが分かります。

そんな、今は亡き、ドメーヌ・ルネ・アンジェルの貴重なバック・ヴィンテージです。こんな話聞くと飲みたくなる!でも7000円前後とちょっと高めなのが残念



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