気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

シャトー・レイヌ・ヴィニョー

2012-05-25 05:57:57 | 日記
メドックの格付けと同じ、1855年に制定されたソーテルヌの格付け。別格であるシャトー・ディケムだけが選ばれている特別1級を始め、1級、2級の格付けが存在します。

シャトー・レイヌ・ヴィニョーについて、ロバート・パーカー氏は、著書ボルドー第3版にて、

「19世紀のレイヌ=ヴィニョーの評判はイケムに次ぐものであった。この地方で、レイヌ=ヴィニョーほどすばらしい場所に位置しているシャトーはほとんどない。しかし、20世紀のレイヌ=ヴィニョーの評判は、怠慢で無頓着なワインづくりのために芳しくなかった。
1971年以降、このシャトーは、経営良好なネゴシアン会社であるメストレザによって運営され、ワインが販売されてきた。この会社はまた、ポイヤックのグラン=ピュイ=デュカスという格付けシャトーの所有者でもある。同社は1980年代初めから、ワインの品質について極めて真剣に取り組むようになったと思われる。

レイヌ=ヴィニョーは1985年以降著しく改良され、1986年、1988年、1990年は、私が試飲したこのシャトーのワインのなかで最良である。現在、ワインはオーク樽の中でほぼ24ヵ月間を費やすが、この樽の50%が毎年取り替えられている。かつては新樽が使用される割合が最小限だったので、厳しい選別がなされていないと思われていた。」

とコメントし、そのポテンシャルを取り戻しつつある、近年の出来栄えに期待を寄せています。

1970年代から80年代中盤にかけては、パーカーポイントも60~70点代とかなり低い評価でしたが、1986年以降は安定して90点前後の高い評価。更に2007年に95点、2009年は94-96点と、その威厳を完全に取り戻しつつあります。


今回ご案内する2002年も、パーカー88点!ソーテルヌ全体としてはやや苦戦を強いられた年ながら、高い評価を維持しています。

5000円前後とちょっと高いですが、お試しを!




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