ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「こおろぎ」

2020年11月04日 | 日本映画
2006年製作、2019年限定公開の日本映画の紹介です

監督は青山真治。
ミステリアスな、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、鈴木京香、山崎努、安藤政信、伊藤歩。


静岡県西伊豆。
のどかな景色の中、杖を頼りに歩く高齢で盲目の『男』に付き添って、中年女性の田坂かおるは歩いています。
かおるが景色に見とれているすきに『男』が川に落ちそうになり、慌ててかおるは誘導します。
別荘に戻るとかおるは『男』の身の回りの世話をしますが、食事は『男』が自由に食べるに任せ汚し放題をほほ笑みながら見つめます。
パソコンで役所担当者宛てに、かおるは綴ります。
「ここに戻ってからは、食欲も回復した。
ずっとここに・・・」
かおるは、自分がいなければこの『男』は生きていけないのだと優越感に浸ります。
『男』は次第に一人で出歩くようになり、洞窟のような場所を見つけます。
慌てるふうでもなくかおるが『男』を探し始めると、道路の真ん中に『男』は座っていました。
ある日かおるは、嫌がる『男』を、自分が何度か通っているバーに連れて行きます。
かおるが若い男性・タイチがにちょっかいを出されて離れていると、『男』は慌ててかおるを探し、かおるは笑いながらながめているのです。
その後タイチは一人で歩いている『男』を見かけ、かおるに居所を教えるからついてくるよう声をかけます。
着いた先は、洞窟の入り口でした・・・

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この映画は、14年前に一部の映画祭やイベントのみにて上映されていたようです。

かおる役は、とっても美しい鈴木京香。
なるほど、この映画の頃は30代後半のようです。
「119」(1994)、「ラヂオの時間」(1997)、「39 刑法第三十九条」(1999)、「竜馬の妻とその夫と愛人」(2002)、「沈まぬ太陽」(2009)では、日本アカデミー賞、優秀助演女優賞、主演女優賞を受賞、
「血と骨」(2004)では、最優秀主演女優賞を受賞しています。
ドキュメンタリー映画「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」が公開中か終わったばかりのようです。
「椿の庭」の出演が、来春公開予定です。




お立ち寄りありがとうございます
時々観たくなる、不思議系映画でございました
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