アップルは2009年10月21日、世界初のマルチタッチマウス「Magic Mouse」を発表した。同社の多機能携帯電話「iPhone」や携帯音楽プレーヤー「iPod touch」などで採用するマルチタッチ技術をマウスに応用した。同日、発表した「iMac」に標準で付属する。単体でも6800円で11月に発売する。
マウスの表面を指でなぞって画面をスクロールしたり、2本指でスワイプ(ページ送り、戻し)したりできる。マウス表面が機械式のボタン、スクロールホイールの代わりとなる。ボタンやスクロールホイールがない外観は非常にシンプルだ。
Macとの接続はBluetoothで、最大10m離れた位置から操作できる。レーザートラッキング方式で、従来の光学式トラッキング方式よりもスムーズな操作が可能だという。バッテリーは単3形電池2本。バッテリー駆動時間を延ばすためにMac OS Xで動作する電力管理システムを組み込んでおり、操作しない状態が続くと自動的に低電力モードに切り替わるように設計されている。
対応OSはMac OS X Leopard v10.5.8以降。