ソニーは1月8日、VAIOの新シリーズとなる薄型軽量のミニノートPC「VAIO type P」を発表した。
店頭販売向けにワイヤレスWAN搭載モデル「VGN-P80H/W」と、3色展開のワンセグ搭載モデル「VGN-P70H/R」「VGN-P70H/G」「VGN-P70H /W」を用意する。VGN-P80H/Wは近日、それ以外の3モデルは1月16日に発売する予定だ。価格はオープンで、実売価格はいずれも10万円前後と予想される。
VAIO type Pは、2008年12月24日からVAIOのホームページにティーザー広告が掲載された新型のモバイルPCだ。“ポケットスタイルPC”という新コンセプトを掲げ、高機能化した携帯電話とともにPCを持ち出してもらうため、薄型・軽量化に注力しつつ、PCの強みである「キー入力のしやすさ」と「情報表示能力の高さ」を重視して設計したという。
ボディは同社が“ジャストKeyboardサイズ”と呼ぶパームレストのない横長のデザインを採用する。本体サイズは245(幅)×120(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量はVGN-P80H/Wが約636グラム、VGN-P70H/R・G・ Wが約634グラムだ。バッテリーはリチウムイオンポリマーを採用。駆動時間は標準バッテリーで約4.5時間、別売のバッテリーパックL装着時で約9時間をうたう。ちなみに、バッテリーパックL装着時は重量が約118グラム増える。
キーボードはキーとキーの間にスペースを設けた日本語86キーのアイソレーションキーボードを搭載する。主要キーのキーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは約1.2ミリ。ポインティングデバイスはスティック型で、3つのクリックボタンを備える。
本体のカラーは天然石をイメージした3色展開だ。VGN-P80H/WとVGN-P70H/Wはクリスタルホワイト、VGN-P70H/Rはガーネットレッド、VGN-P70H/Gはペリドットグリーンのパール入り光沢塗装を用いている。スティック型ポインティングデバイスのキャップとデスクトップの壁紙もカラーごとに異なるものが用意されている。
液晶ディスプレイは新開発の8型ワイドパネルを搭載し、1600×768ドットと横に長い高解像度表示が可能だ。画面は光沢タイプで、LEDバックライトを備えている。キーボード右下のボタンを押すことで、デスクトップ上で開いているウィンドウを画面全体に自動で整列される機能も持つ。
●CPUはSilverthorneのAtom、OSはVista Home Basic、そしてファンレス
ワイヤレスWANとワンセグの有無、本体カラー以外の仕様は4モデルで共通化されている。CPUはAtomプロセッサーを装備するが、Netbook向けのN270ではなく、Silverthorneの開発コード名で知られるMID/UMPC向けのZ500番台だ。CPUはAtom Z520(1.33GHz)、メインメモリは2GバイトのDDR2-533 SDRAM(オンボード/増設不可)、HDDは1.8インチで60Gバイトとなる。
チップセットはグラフィックス機能のIntel GMA 500を統合したIntel System Controller Hub US15Wだ。これにより、非力なCPUながら、WMVやMPEG-4 AVC/H.264のHD映像を一部対応ソフトからハードウェアデコードで再生できる。また、低消費電力のプラットフォームを採り入れたことで、ファンレス設計を実現した。
インタフェースは2基のUSB 2.0、ヘッドフォン、専用I/Oポート、SDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット、メモリースティックPROスロット、有効画素数31万画素の Webカメラを搭載。専用I/Oポートに接続する別売のアダプタを使うことで、アナログRGB出力と1000BASE-Tの有線LANにも対応する。
そのほか、ネットワーク機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN(11nはドラフト準拠)とBluetooth 2.1+EDRを標準で備えている。さらにVGN-P80H/WはNTTドコモのFOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANモジュール(下り最大7.2Mbps)を内蔵し、GPS機能も搭載する。
OSは32ビット版 Windows Vista Home Basic(SP1)がプリインストールされる。ソフトウェア関連では、GPSおよび無線LAN経由で現在位置を取得し、同社が運営するソーシャルマッピングサービス「PetaMap」と連携して周辺地図と周囲にある飲食店などのスポット情報を一覧したり検索できる機能を備える。
そのほか、電源オフの状態からWindowsよりも高速に起動が可能なLinuxベースのインスタントモードも搭載する。インスタントモードは、同社のAV機器に幅広く採用されているクロスメディアバーのインタフェースを装備。Windowsのパブリックフォルダ内にある写真や動画、音楽の再生、Webブラウザ(Firefox)、Skypeなどの機能を利用できる。
●直販モデルは7万9800円からでSSDや限定カラーを選択可能
同社は仕様の変更に対応したソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発表した。既に受注を開始しており、7万9800円から購入できる。出荷は店頭モデルと同時期の見込みだ。
CPUはAtom Z530(1.6GHz)/Z540(1.86GHz)、データストレージは64Gバイト/128GバイトのSSD、OSは32ビット版Windows Vista Business(SP1)/Home Premium(SP1)、キーボードは英字配列、バッテリーはLタイプが選択可能だ。最軽量の構成では重量が約588グラムにおさまる。
カラーバリエーションは店頭向けの3色に加えて、直販専用のオニキスブラックを用意。ワイヤレスWAN/GPS、Bluetooth、ワンセグ、Webカメラ、アナログRGB出力/有線LANアダプタ、ACアダプタ用のウォールマウントプラグ、ノイズキャンセリングヘッドフォン、Office 2007の有無なども指定できる。
なお、オプションとして、各種キャリングケース、ボディカラーと合わせたアクセサリーキット、 Bluetooth対応レーザーマウス、液晶保護シートなども同時発売される。そのほか、吉田カバン(PORTER)とコラボレーションしたウエストバッグ風のオリジナルバッグも近日発売する予定だ。
店頭販売向けにワイヤレスWAN搭載モデル「VGN-P80H/W」と、3色展開のワンセグ搭載モデル「VGN-P70H/R」「VGN-P70H/G」「VGN-P70H /W」を用意する。VGN-P80H/Wは近日、それ以外の3モデルは1月16日に発売する予定だ。価格はオープンで、実売価格はいずれも10万円前後と予想される。
VAIO type Pは、2008年12月24日からVAIOのホームページにティーザー広告が掲載された新型のモバイルPCだ。“ポケットスタイルPC”という新コンセプトを掲げ、高機能化した携帯電話とともにPCを持ち出してもらうため、薄型・軽量化に注力しつつ、PCの強みである「キー入力のしやすさ」と「情報表示能力の高さ」を重視して設計したという。
ボディは同社が“ジャストKeyboardサイズ”と呼ぶパームレストのない横長のデザインを採用する。本体サイズは245(幅)×120(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量はVGN-P80H/Wが約636グラム、VGN-P70H/R・G・ Wが約634グラムだ。バッテリーはリチウムイオンポリマーを採用。駆動時間は標準バッテリーで約4.5時間、別売のバッテリーパックL装着時で約9時間をうたう。ちなみに、バッテリーパックL装着時は重量が約118グラム増える。
キーボードはキーとキーの間にスペースを設けた日本語86キーのアイソレーションキーボードを搭載する。主要キーのキーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは約1.2ミリ。ポインティングデバイスはスティック型で、3つのクリックボタンを備える。
本体のカラーは天然石をイメージした3色展開だ。VGN-P80H/WとVGN-P70H/Wはクリスタルホワイト、VGN-P70H/Rはガーネットレッド、VGN-P70H/Gはペリドットグリーンのパール入り光沢塗装を用いている。スティック型ポインティングデバイスのキャップとデスクトップの壁紙もカラーごとに異なるものが用意されている。
液晶ディスプレイは新開発の8型ワイドパネルを搭載し、1600×768ドットと横に長い高解像度表示が可能だ。画面は光沢タイプで、LEDバックライトを備えている。キーボード右下のボタンを押すことで、デスクトップ上で開いているウィンドウを画面全体に自動で整列される機能も持つ。
●CPUはSilverthorneのAtom、OSはVista Home Basic、そしてファンレス
ワイヤレスWANとワンセグの有無、本体カラー以外の仕様は4モデルで共通化されている。CPUはAtomプロセッサーを装備するが、Netbook向けのN270ではなく、Silverthorneの開発コード名で知られるMID/UMPC向けのZ500番台だ。CPUはAtom Z520(1.33GHz)、メインメモリは2GバイトのDDR2-533 SDRAM(オンボード/増設不可)、HDDは1.8インチで60Gバイトとなる。
チップセットはグラフィックス機能のIntel GMA 500を統合したIntel System Controller Hub US15Wだ。これにより、非力なCPUながら、WMVやMPEG-4 AVC/H.264のHD映像を一部対応ソフトからハードウェアデコードで再生できる。また、低消費電力のプラットフォームを採り入れたことで、ファンレス設計を実現した。
インタフェースは2基のUSB 2.0、ヘッドフォン、専用I/Oポート、SDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット、メモリースティックPROスロット、有効画素数31万画素の Webカメラを搭載。専用I/Oポートに接続する別売のアダプタを使うことで、アナログRGB出力と1000BASE-Tの有線LANにも対応する。
そのほか、ネットワーク機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN(11nはドラフト準拠)とBluetooth 2.1+EDRを標準で備えている。さらにVGN-P80H/WはNTTドコモのFOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANモジュール(下り最大7.2Mbps)を内蔵し、GPS機能も搭載する。
OSは32ビット版 Windows Vista Home Basic(SP1)がプリインストールされる。ソフトウェア関連では、GPSおよび無線LAN経由で現在位置を取得し、同社が運営するソーシャルマッピングサービス「PetaMap」と連携して周辺地図と周囲にある飲食店などのスポット情報を一覧したり検索できる機能を備える。
そのほか、電源オフの状態からWindowsよりも高速に起動が可能なLinuxベースのインスタントモードも搭載する。インスタントモードは、同社のAV機器に幅広く採用されているクロスメディアバーのインタフェースを装備。Windowsのパブリックフォルダ内にある写真や動画、音楽の再生、Webブラウザ(Firefox)、Skypeなどの機能を利用できる。
●直販モデルは7万9800円からでSSDや限定カラーを選択可能
同社は仕様の変更に対応したソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発表した。既に受注を開始しており、7万9800円から購入できる。出荷は店頭モデルと同時期の見込みだ。
CPUはAtom Z530(1.6GHz)/Z540(1.86GHz)、データストレージは64Gバイト/128GバイトのSSD、OSは32ビット版Windows Vista Business(SP1)/Home Premium(SP1)、キーボードは英字配列、バッテリーはLタイプが選択可能だ。最軽量の構成では重量が約588グラムにおさまる。
カラーバリエーションは店頭向けの3色に加えて、直販専用のオニキスブラックを用意。ワイヤレスWAN/GPS、Bluetooth、ワンセグ、Webカメラ、アナログRGB出力/有線LANアダプタ、ACアダプタ用のウォールマウントプラグ、ノイズキャンセリングヘッドフォン、Office 2007の有無なども指定できる。
なお、オプションとして、各種キャリングケース、ボディカラーと合わせたアクセサリーキット、 Bluetooth対応レーザーマウス、液晶保護シートなども同時発売される。そのほか、吉田カバン(PORTER)とコラボレーションしたウエストバッグ風のオリジナルバッグも近日発売する予定だ。
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