骨も不健康になる
人間は年を重ねることで様々な組織が変化します。これは骨にも言えることで、年齢と共に脆くなってしまうのです。この状態が続き、症状が悪化すると骨粗鬆症という病気になり、日常生活に支障が出てきます。しかし、骨粗鬆症は予防が可能な病気です。ここでは骨粗鬆症と骨の性質を知り、骨の健康管理に役立てましょう。
骨粗鬆症とは?
健康な骨は中身が詰まっていて(密度が高い)丈夫ですが、骨の中身がスカスカになり密度が低下すると骨はもろくなります。この詰まり具合を「骨密度」と言います。また、このスカスカの状態は「骨粗鬆症」という病気になりやすく、男性と女性では「2:8」で圧倒的に女性に多い病気です。骨密度は年齢とともに低下するため、骨粗鬆症は中高年がかかる病気とされてきました。ところが、最近では若年層や20代の女性でも見られるようになってきました。これは、極端なダイエットなどによるカルシウム不足が原因といわれています。骨粗鬆症の改善には、カルシウムやビタミンDの摂取や日光浴、運動が必要とされています。食事と運動のバランスに注意すると、骨密度の低下は年齢に関係なく、ある程度防ぐことが出来ます。 以前は、高齢者の病気だと考えられていた骨粗鬆症は、今や若い人にも見られる病気になりました。こうしたことにならないためにも、バランスのよい食事と運動を取り入れることをお勧めします。
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骨と関節の健康
高齢になると体の節々に痛みを感じることが多くなります。空前のベビーブーマー世代が高齢化し、引退の時期を迎えていることから、2022年以降も骨と関節の健康に焦点を当てた天然成分のサプリメントは引っ張りだこではないでしょうか。
これまでは、関節痛や関節炎対策として主にグルコサミンが使われてきましたが、他のサプリメントの効果を裏付ける研究結果も出始めています。例えば、クルクミン、ボスウェリア、ショウガなど、膝関節炎に関する臨床試験で有望視されているハーブがいくつかあります。
骨の健康については、2022年もカルシウムが売れ続けるでしょう。ただし、カルシウムのサプリメントを空腹時に摂取すると心疾患を引き起こす可能性があるというエビデンスが出始めているため、夕食などなるべく多めの食事と共に摂ることが大切です。空腹時にカルシウムを摂取すると、血中カルシウム濃度が一時的に正常値を上回り、動脈硬化の原因となるおそれがあるため注意が必要です。
また、マグネシウムやカリウムの他、ビタミンKも骨の健康に期待できそうです。骨折予防に関するビタミンDのデータは意見の分かれるところですが、このビタミンが欠乏している高齢者には有効であることが示唆されています。ボロンも見落とされがちなミネラルで、高齢期に入っても骨強度を維持するのに役立つと考えられます。
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