ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「活性酵素食品で免疫力を高め、安全・安定・安心のトリプル経営を」

2013-06-26 07:27:19 | 日記
 養豚農業経営も12月の締めくくりの時、技術的にもいくつかの反省点があると思います。豚の疾病については、ワクチン接種しても、効果なく病気発生を起こし、多大な損失を被った例もあるとのことです。ワクチン接種の場合に大切なことは、接種適時を把握することです。ワクチン接種した母豚から生まれた子豚は、母豚から受け継いた移行抗体(ガンマ-グロブリン)は、初乳よっておこなわれます。親豚の血液中にあるガンマ-グロブリンは、濃縮されて初乳に出てきますが、脆いものなのでだんだんと失われ、生後25~30日くらいで3分の1くらいに減少します。また、生後五百万あった血球数は、生後2~3週目辺りで貧血します。これは豚特有の生理的な要因であり、生後3日目の鉄剤投与も、その貧血を防ぐためのものです。子豚の下痢も同じように、豚特有の生理的要因により発生するのです。 子豚が生まれてくる時の状態は、人と比べると未熟児の状態と言われています。本来ならば、ガラスの保温室で発育をしなければならないくらい弱いというのです。 飼養管理の技術も、それらを認識して、せっかくの子豚を減らすことなく育成したいものです。そこで、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを親豚に与え、その感化を胎内でうけさせろのが重要なポイントとなります。 親豚はもとより免疫賦活作用を高く持ち、それを子豚に移行させるので、生まれながらに抗病性のハンデを持ってくるのです。子豚は生後3日目に鉄剤とマクロビンを投与すると、体に赤味がさし、いわゆる早発性白痢の様な状態な状態になりますが、2~3日で正常なふんをするようになり、それによるダメ-ジは起こりません。 ところで豚の疾病には、伝染病と自発性の2つのものがあり、その原因としては、飼養管理にあるものと寄生虫によるものとがあります。この中で最も恐ろしいのは伝染病ですが、豚コレラをはじめ、ワクチンのあるものは予防接種の励行が最も有効な対策で、免疫抗体をあげることが、ワクチン接種の条件となります。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、その条件を満たしてくれるものであり、自衛の手段を講ずるほかない伝染病予防の中でも、最適のものと言えます。疫学的な観点からは、豚舎周辺に対する石灰散布が基盤となります。加えて、ワクチン接種のプログラムの励行、豚の赤信号発見、体温計の活用などが重要となります。豚の様子が変だと発見したら、態度、食欲飲思の有無、ふんの状態、目やに、鼻汁または鼻の孔がきれいか、黒いかと観察し、必ず体温を計ることが大切です。体温も計らず、いきなり注射をするなどということは、無茶なやり方です。 養豚経営者も一つひとつのことの積み重ねで成り立つものです。なつかしい言葉ですが、未知成長因子(UGF)の曖昧から、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが確立した今こそ、安全・安定・安心のトリプル経営実現を目指してはいかがでしょう。