ラルフの日記

お星様になったゴールデンのラルフと昨年お空にいってしまったピレのルーク☆
そして現在、3代目のピレ、エルモの毎日です☆

鎌倉で萬斎♪

2011年10月27日 14時05分09秒 | 萬斎
萬斎さまネタなので興味の無い方は軽くスル~してくださいね~

26日水曜日、鎌倉は長谷にある「鎌倉能舞台」にて「能を知る会・鎌倉公演」を
観てきました。
タイトルどおり今回は「能」がメインの公演ですが狂言は萬斎さまなので
一曲で6500円(指定席¥1000)はちょっとお高いかなーと思いつつ、
鎌倉なら近いからやっぱり行こう~っというわけで車で134号線をぶっ飛ばし軽快に走って行ってきました

狂言の番組は「清水(しみず)」

あらすじ
主人(深田博治さん)から、茶会で使う水を野中の清水へ汲みに行くように命じられた家来の太郎冠者(たろうかじゃ・萬斎さま)は、面倒なので、七つ[午後4時]すぎると、あのあたりは鬼が出るから嫌だと断りますが、主人は承知せず水を入れる家宝の桶を持たせて追いだすように水汲みに行かせます。
太郎冠者が鬼に襲われたふりをして桶を持たずに帰ってくると、主人は家宝の桶を惜しみ、みずから清水へ行くといいだします。
それはまずいと思い、先回りした冠者が鬼の面をかぶって脅すと、主人は命乞いをして逃げ出しますが、冠者に都合のいいことばかり言う鬼の言葉や、冠者そっくりの鬼の声など不審な点が多いので、もう一度清水へ確かめに行きます。
冠者は焦ってもう一度鬼に扮して脅すものの、今度は正体を見破られ、主人に追われて逃げて行きます。

面白かった!このところ萬斎さまの舞台は現代劇や朗読劇、三番叟だったので
狂言は久しぶりに見ました。
狂言の楽しいところは素直に笑える。現代の日常の中でも「そういうことあるある!」
みたいなことがコメディーに作られているので見ていて思わず口開けて笑っちゃう
ような。
「清水」はあらすじも言葉もわかりやすいので初めて狂言を観る人でも楽しめそうです


鎌倉能舞台は初めて行ったのですが、本舞台も5m四方くらい?橋掛かりも
4mほどで見所(けんしょ)も最大180名のこぢんまりとした能舞台でした。
が!そこにメリットが
今回もワタクシの「チケット取るなら前の方」の座右の銘?どおり、脇正面ですが
前から2列目、前は座布団席なので萬斎さままで手が届きそうな距離
あいかわらずお肌はきれいでまっちろで彫刻のようなうつくしい手に見とれ、
近くて見ると笑顔が強烈にかわいいぃ~などと思いながら
妄想も巡らせつつせっかく合った目をそらされるほど萬斎さまを至近距離でガン見してきました。
そして舞台上を萬斎さまが小走りしたり大きな動きをするたびに
干したてのお布団のにほいがふわゎ~・・・っと。
えぇ、当然今日はお布団干しましたよ。お天気最高ですし。
今日は干したてのお布団のにほひにくるまって寝ますとも




狂言が終ると休憩も挟まず能が始まりました。
狂言の前に今日の番組である「忠度(ただのり)」について国文学を研究されている
先生が長ーーーい丁寧に解説をされたのですが
能舞台中はハゲシイ睡魔との戦いでした
実際周りを見ると前の方の席でがっつり寝てる方も居ましたけど、
そんな睡魔が一瞬吹き飛ぶほど、思わず二度見してしまうほど面白かったのが
能の地謡(じうたい)で前の列に座っていた一番若そうな人が
どう見ても周りの観客と同じくして睡魔と必死に戦っている!
地謡の番になるまでの間、その人たちはじっと目を瞑って微動だにしないか、
目は開けていても能の舞や自分のパートが来るまでびしっと集中している感じですが、
その彼は小刻みに船漕いで頭がぐらぐら、しかし意識はあるようで眠さに反撃するように袴の脇から手を入れて「絶対あの動きは足をつねってる!」
そしてくっつきそうになる瞼を必死に開けようとして白目になる!
そっちに気を取られてお能どころじゃありませんでした(爆)


ワタクシにとっては本日の目的はあくまで萬斎さまで「お能」はどちらでもよかったのですが
後半の語りの部分で野村一門の竹山さんが出ていたので結局最後まで観て能舞台を
出たのは17時ちょっと前。
駐車場料金を気にしつつ(当然ですが鎌倉は高いので)早足で駐車場に戻って
精算すると驚愕の¥3.600也
今までで一番近い公演場所だと思って行ったら一番高い狂言一曲になりましたとさ・・・

ま。。。萬斎さま近かったからヨシとするか・・・




能舞台前にある自販機