朝の話。(語り部 そら)

俺は朝は毎日６時前に散歩へ出る。
オッサンに導かれる。
オバハンはオッサンのお弁当と朝御飯の用意をする。
帰ってから朝御飯だ。

朝御飯食べ始めて直ぐにオッサンがさっきの出来事を話した。

俺とオッサンが住宅街を歩いていた時、

プーーーーーッ

と、聞こえた。

どうやら道路沿いにトイレがある家の前だったらしい。

と、いう話。


エエ年した中年のツガイが、屁の話でニヤニヤ笑っていた。
するとオバハンが俺の方に振り向いて
「そら殿も聞こえたんか？」
と聞いてきた。

そんなもん、
俺の耳、人間の何倍も聞こえるねん、
なんなら、パピヨンはお耳大きいから、
他の犬より聞こえるっちゅうねん！
聞いたに決まってるがな！

っちゅう、話。の話。