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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ひき逃げお爺さん!?

2017年09月25日 21時50分25秒 | バス運転士
昨日のお昼頃、某総合駅でのこと… 発車時刻の3分前、私はターミナル内の待機場所から移動を開始した。一旦、ターミナル出口から右折で一般道へ出て、30mほど走ったら右折でターミナルへ入り、待機場所の目の前にある乗り場へ着けようとしたのだが…

一般道からターミナルへ右折で入ろうとした時、入口の横で路上駐車していたマイカーが動き出したので、私は待つことにして… 「その他に危険はないか?」と左右のミラーなどを見ていたのだが… その時! 「ガゴガゴガゴ…」という変な音が聞こえてきたのである。

「なんだ?」と思って前方を見たら、そのマイカーが“そこが駐車禁止場所だと分かるように置かれていたオレンジ色のパイロン”を押していたのである。「えっ!? 運転席からでもパイロンの頭は見えているはず… 普通は止まってパイロンを元の位置に戻して行くよなぁ~」と思いながら見ていたのだが…

そのドライバー(お爺さん)は、そのままハンドルを切りながらガゴガゴと前進を続け… 本当に気が付いていなかったのか、気が付かない振りをしていたのか分からないけれど… パイロンを道路の真ん中まで移動させて… そのまま走り去ったのである。

「これじゃあ、私(右折車)はターミナルへ入れるけれど、降車停の方から来たバス(左折車)は入れないよなぁ~ すぐにパイロンを片付けなきゃ!」と思ったのだが、さすがに“右ウインカーを出したままド真ん中駐車”はできなかったので、とりあえずターミナルの中へ… 幸い、“乗り場へ直に着けられる待機場所”が空いていたので、そこに止めた。

「これで少し発車が遅れても、仕方がないよなぁ… “まだか、まだか”と私のバスを見ながら待っていた人は、“あの運転士、あんなところで何をやっとるんだ?”と思っているだろうなぁ~」と思いながらパイロンを片付け、その後、すぐに乗り場へ移動… 何とか発車時刻には間に合ったので、乗客からは何も言われなかったのだが…

乗り場に立っていた男性ボランティアの案内係さんからは「さっき、何かあったんですか?」と聞かれてしまった。そりゃあ、あんな動きをすれば、事故か何かあったんだろうと思うよなぁ… ん? “何か”って何かって? 例えば、運転士がオ●ラをしたらウ●コが漏れちゃって、発車前に“応急処置”をするか否か迷ったとか…(汚いなぁ~! もっと普通の例え話はないのかよ!)


お母さんに抱っこされた女の子

2017年09月24日 19時38分26秒 | バス運転士
ある交差点で信号待ちをしていたら、目の前の横断歩道を右から左へ“子供を抱っこしたお母さん”が渡って来た。そして、抱っこされている女の子(推定・2歳)は、視線を何かに定めることなく、ぼんやりとした表情で“手を振っては止め、振っては止め…”を繰り返していた。

その様子を見た私は「信号待ちをしている“車の集団”に向かって手を振っているのかな? それならば、私が手を振る必要はない… というか、振っても気が付かないだろう」と思った… その時! 彼女と目が合ってしまったので、私は反射的に小さく2~3回だけ手を振った。

すると、彼女も私に向かって手を振ってくれたので、私が再び手を振ったところ… 今度は彼女がニッコリ笑顔で手を振ってくれたので、私はまたまた手を振って… 瞬く間に二人は恋に落ちたのだった…(落ちてない、落ちてない!) 何も知らずに横断歩道を渡り終えたお母さんは、今度はバスの進行方向へ横断歩道を渡ろうと向きを変え、彼女を歩道に下ろした。

信号が変わり、私はバスを発進させながら「まだまだ彼女は手を振ってくれるに違いない」と思っていたのだが… すっかり忘れられてしまったようで… 完全に無視されたのだった。あぁ、年の差51歳のカップルは、わずか20秒で破局を迎えたのだった…(破局って… そもそも始まってないだろうがぁ~!)

う~む… お婆さんもダメ… 2歳児もダメ… こうなったら、昨夜「いつもブログを読ませてもらってます」と“二度目の声掛け”をしてくれた男性(推定・高校生)にアプローチして… なんちゃってぇ~ ハハハ…(こらこら! たとえ冗談だとしても、そういうことを言うから“守備範囲が広い”とか“見境がない”とかって言われるんだよ!)


朝の点検あれやこれや

2017年09月23日 17時12分12秒 | バス運転士
朝… ヘッドライト等は点灯するか、タイヤはパンクしていないか、ボディーに新しい傷はないか、運賃箱等は正常に作動しているか、ハンドルは付いているか(はぁ?)、ナンバープレートは白くないか(当たり前だろ!)、バスガイドは乗っていないか(乗っていたら嬉しいけどな!)などの点検をする。(ウソつけ!)

先週… 「自分のICカードへ入金すれば、運賃箱の動作確認もできるから一石二鳥だがや!」と思って、センサーの上にICカードを載せたところ、「ピピッ」と聞き慣れた音がして… 「あっ、しまった! まだ“入金ボタン”を押してなかったもんで、普通に210円を引かれちゃったがや~!」と… 一人、バスの中で叫んだのだった。

また、たまに“昨夜の忘れ物”を発見することがある。さすがに“座席の上に大きなバッグが置かれたままだった”なんてことはないけれど、“座席と壁の間に黒い傘が立て掛けてあった”というようなことはある。多分、薄暗い室内灯だけでは見えなかった可能性が… と、いつか(すでに?)自分が見逃してしまった時の言い訳をしておこう。ハハハ…

先日… 見覚えのある“ストラップ”が運転席の下に落ちていた。そう、それは“私が某総合駅でお婆さんから受け取った愛のストラップと同じもの”だったのである。なるほど… 私は二股を掛けられていたのか…(違う、違う! みんなに配っとるんだわ!) あぁ~ ショック…(オマエは本気だったのかよ!) こんなストラップなんて…(捨てるのか?) 食べてやるぅ~!(食えるもんなら食ってみろ!)

ブログに関するあれこれ

2017年09月22日 18時22分57秒 | バス運転士
以前、社内では“知る人ぞ知る”ブログだったのだが、最近は私が思っている以上に知られてしまったようで… 時々、上司や運転士仲間から「※※の××という話を書いたらどうだ?」とか「この前の話、書いてくれてありがとう」などと言われるのだが、そう言われる度に私は「やっぱり、あの時… 思い切って運転士を辞めて、全国のバス運転士の話を聞いて回り、本を出したら面白かったかも!?」なぁ~んて思ったりなんかしちゃったりして…

また、ある上司からは「運転士の本音が聞けるから、松井くんのブログや2●ゃんねるなどを読んでいるんだよ」と言われたのだが… 「最近、松井くんのブログは普通のブログになっちゃったからなぁ~」とも言われたので、私は「いえいえ、あくまでも一般の読者が第一のブログですから!」と答えた。その考えは、ブログ開設当初から変わっていない。

だから、まずは“仕事中に私が体験した出来事”を書くつもりでいる。しかし、それだけではネタが尽きてしまうので、“仕事以外で私が体験した出来事”や“運転士仲間から聞いた仕事中の体験談”などを書いたり… そして、たまには(時には頻繁に?)弊社の悪しき伝統というか恥部というか何というか… そういう話を書くこともある。弊社関係者は、その方が面白いと思うのだろうけど… ねぇ…

自分の体験にしろ、聞いた話にしろ… その内容によっては、私の頭の中でビッグバンが起こったかのように“多くの言葉が一気に溢れてきて、文章がまとまらなくなる”ことも… そんな時は、何日か後に落ち着いてから書くようにしている。また、熱くなったわけではないのに、何日か経ってから書くこともある。私を含めた運転士全員(一部を除く)、バスのドライブレコーダー映像を調べられて、つまらんことで怒られたくないからね。ハハハ…


おじさんの紙幣、お姉さんの仕草

2017年09月21日 17時50分31秒 | バス運転士
あるバス停で二人のおじさんが乗り、一人目のおじさんが運賃箱へ千円札を挿入しようとしたのだが、なかなか入らず… 挿入と返却を繰り返していた。「ようやく挿入できた!」と思った時、二人目のおじさんが硬貨投入口へ210円を入れてしまい、運賃箱の画面には“投入金額1210円”と表示された。

私が「釣り銭は何が出るんだろう? 一人目のおじさん、どうするんだろう?」と思いながら見ていたら、500円玉1枚と100円玉5枚が出てきて、おじさんは「210円だっけ?」と言いながらポケットから10円玉を取り出し、何事もなかったかのように210円を投入したのだった。まさか… 最初から千円札を両替するつもりだったのかなぁ~???

あるバス停で20~30人の降車が完了… その時、前方から一人のお姉さんが走って来るのが見えたので、女好きな私は… 否、老若男女不問! バス運転士として当然!(強調すればするほど嘘っぽい!) 前扉を開けたまま待って… バスに飛び乗ったお姉さんの嬉しそうな顔を見て、オジサンも嬉しくなってしまったのだった。

そして、お姉さんは「はぁ… はぁ… ありがとうございます」と言いながらICカードをタッチしたのだが、その時に“ちょこっと膝を折り曲げた仕草”がまた… 彼女の雰囲気にピッタリで可愛くて… “ぶりっ子”と言われてしまえば、そうかもしれないのだが… 50過ぎのオジサンをドキドキさせるには十分で… 私は真顔を維持するのに精一杯であった。エヘヘ…