完全弊社の営業所のバスには無線機が装備されていて、自分たちが必要と感じたら自由に使っていた。来るはずのバスが来ない時に「○時○分のバスは今どこにいますか?」「もうすぐ着きます」とか、事故現場の横を通った時に「△△方面が事故により渋滞中… 回送は他のルートで行った方が良いと思います」などなど…
委託されている営業所のバスにも無線機は装備されているのだが… 営業所などからの一方通行のみで、運転士同士の会話はもちろん、運転士から営業所への使用も禁止されている。
そんな“田舎の有線のような無線機”から、これまでに聞こえてきた内容は… 地下鉄の運行見合わせ(または再開)、集中豪雨によるバスの運行中止、水防訓練という名の無線テスト(?)などなど…
先日も、無線機から何か聞こえてきたので「また地下鉄が止まったのかな?」と思っていた。その時、私のバスが電波状況の悪い所にいたせいか、声が途切れ途切れですべての言葉を聞き取れず… それでも“バス停では乗客の見落としに注意せよ”と言っているようだと分かった。
私は「へぇ~、そんなことを言うなんて珍しいなぁ~。わざわざ無線で伝えるくらいだから、大きな出来事でもあったのかも… うっかり止まるべきバス停を通過したら、たまたまお役所の偉いさんが待っていたとか… 20~30人もの乗客を置き去りにしたとか… かな?」と思った。
が、その真相は… 最近、全体的に路線間違いやバス停の誤通過などが多いらしく、時々「業務連絡」という名の無線を入れるようにしたということだった。ま、確かに… 時々、何かしらの注意喚起するのは悪いことではないと思う。
しかしまぁ… どうせなら… たまには「運転士の皆さん、お疲れ様です。空気を読めない乗客にイライラしたり、ルールを守らない車にムカついたりするでしょうが、そこはグッと堪えて安全運転をして… お休みの前の晩には、楽しいお酒を一緒に飲みましょうね。スナック松井のマサミでした。うふふ…」なぁ~んて無線も…(アァ… アホらしくて何も言えねぇ~!)