一昨年の暮れ… 食事中に「ガリッ」と音がしたので「おかずに石でも入っていたのか!?」と思ったら… 私の歯が少し欠けていたので「あれまぁ~! 傷の浅いうちに歯医者へ行った方がいいな」と思ったのだが…
時の流れは早いもので、それから一年以上が経ってしまった。昨年の春先には「傷口(穴)が少し大きくなったような…」と感じ、夏頃には「冷たいものだけではなく、温かいものもダメになったか…」と正に“痛感”し、秋以降には「テニスをやっただけで、こんなに痛くなるとは…」と涙が出た。
そして冬になり… 一度だけ、寝床に入った時に痛くなった。また一度だけ、仕事中に痛くなったこともあった。しかし… テニスの後もそうだけれど、その痛みは10分ほどしか続かない。だから「ま、いっか!」となってしまっていたのだが… 虫歯は、擦り傷や切り傷などと違って“自然治癒”してくれないのである。
特に痛くなるのは、テニス後(レッスン中はテニスに集中しているので、痛みを感じていないと思われる)の“僅か10分”だが、その10分が貴重なお喋りタイムになることも多々あり… その時に「思いっきり喋れない!」のは、私にとって何よりも“苦痛”なのだ。
ということで、勇気を振り絞って歯医者へ行った。悪戦苦闘の治療から2時間後… まだ麻酔で口が変な感じのまま、肉まんを食べていたら… なぜか肉まんの一部が赤く染まっていた。どうやら私が口の中も噛んでしまっていたようで… まぁ、でも… きっと、みんなそうなんでしょうね、ね、ね…
さて…
どうしてそんなに歯医者が嫌いかというと… 昔、歯を削っている最中に、私の舌が“勝手に”機械を押し出そうとしてしまい… 麻酔が効いていたので痛くはなかったのだが、「☆※◇×△!」と変な音がして… 顔の上に白い布が被せられた。
そして、しばらくの間、歯の治療とは違う雰囲気が… その後、治療を再開して… 帰る時に「ベロの裏を切っちゃったから、3針だけ縫っといたからね」と言われたことがあるのだ。それくらい、私は「おぇ~っ!」となる“嘔吐反射”が嫌いなのである。痛みや音や匂いなどは気にならないんだけどねぇ…