風雨が強かったある日… 私はバスレーンくねくね路線を走っていた。すると、少しぼやけた感じの中途半端な光を反射させながら、前方の空中を飛んでいる物体を発見した。それは、無色透明のビニール傘だった。
その傘はしっかりと開かれた状態で、おりからの強風にあおられてフワリフワリと舞っていた。私は「お願いだから、変なところに落ちないで!」と思っていたのだが… 一般車道を走っていた車の前に落ちてしまったのである。その車は急ブレーキで衝突を回避し、直後の車もかなり強めのブレーキで追突を回避… 幸い、大事には至らなかった。
車を運転している時は「右から車が!」とか「左から自転車が!」などと注意をしているが、「上から傘が!」とか「下からマンホールの蓋が!」なんて考えていないからなぁ… もしも私だったら、思いっきり傘に衝突していたかもしれない。今後は上にも気を付けなければ…(無理!)