朝、私のバスは次のバス停まで約200mに迫っていた。2名の乗客が立っているのが見えた。その時、私の視界の右側に動く物体が入ってきた。スーツ姿の男性が走っていたのだ。すぐにバスはその男性を追い越してしまったが、普通に考えればバスに乗る確率は90%以上だ。が、慎重派(懐疑派?)の私は、その男性の動向を確認しようと思って、左右のミラーをチラチラと見て… バス停に止まって、扉を開けてからもチラチラと見て… すぐにその男性はやってきて、無事にバスに乗り込んだ。が、そこで私は気がついた。いつもは扉を開けながら「おはようございます」と言っているのに、その時は男性の動向ばかりを気にしていて無言だったのだ。あぁ、やっぱり“~しながら”は苦手です。