偲ぶ

ここ数日、西表の空・海は荒れ模様。
冬の訪れをしみじみと感じております。。。

猟場へ向う道中、普段訪れる川と同じルートをカヤックで向かいます。
師匠が突然、驚きの声を上げる。
「オシドリだっ！」

「おーーっ、初めて見ましたー！」と私。

「昔はよー、この辺にたくさんオシドリやカモがいたんだぞ。
人がたくさんこの場所に入るようになって、休む場所がなくなったんだな。
今じゃ、全く見かけなくなってしまったよ。。。
自然を大切にしてるエコツアーかもしれないけど、
自然を壊してるのも事実だぞ・・・」

とゆっくり静かにオシドリに近づいていこうとカヤックを漕ぐ。
とっても敏感な彼らは、数十メートル離れた場所から急に飛び立つ。

「おどかしてゴメンよー、オシドリさん」


数十年前の西表。、
山には絶滅危惧種とされた希少な生き物たちにとっても楽園で
海には今よりもずっと、サンゴや魚たちがあふれ・・・
そのころの、西表を知る人達の話を聞くたびに
どれだけ豊かな西表の自然と共に暮してきたのかと想像すると
タイムスリップできたらいいのに。
そのころの、西表のように戻ればいいのに。と願ってしまいます。。。

お邪魔しま～す

今日の山学校は、
ブラジルからやってきたＭリザも一緒に行ってきました！

道なき道の山への侵入。Ｍリザにとって珍しいものばかり。
ＷＯＷ！なんですかーこれ！！
といつもにも増して、あれやこれやが目についたよう。。。
そんな好奇心を横目に、獣道をさぐる師匠と私。

オーッ腹減ったーっ、昼飯だぞー。
いつものように、師匠の正確な腹時計が12時を指す。
のんびりとしたランチタイムに突然のスペシャルゲスト登場。


ＷＯＷ！ＷＯＷ！！カメちゃーん♪


もちろんＭリザ大喜び（笑）


ごめんねカメちゃん。いつもの静かなお昼時だったはずなのにねぇ～
お邪魔しましたーーっ

訪問者

Ｓ牛さんのお庭に最近よく遊びにくるのが、
手のひらサイズ、甲羅５センチくらいの
チビッ子セマルハコガメ。
美味しい場所を見つけたみたいです！


カメラを向けると・・・

まだ少し恥ずかしがり屋？！
そのうちお顔も撮らせてちょうだいね（笑）

カモフラージュ

見よ！このしなやかな首筋！！
ぜったいに真似できないＳ字カーブ。

何をねらっているのか、差し足忍び足。


真白の羽は目立つけれど、
首はオヒルギ（マングローブ）の根にそっくりに湾曲。

カモフラージュにはならないかな（笑）

干潮時のマングローブ林や干潟には、
ここ最近サギやシギ、チドリ類をみる機会が増えてきました。
冬の渡鳥がやってくる季節です。

息を呑む

音もなく目の前に現れて
曇天の空に雲のような鷺の群れ

何十羽と大きな鳥が群飛する姿は
ちょっとしたエンターテイメント。

何度もその光景をみたくて、
マングローブの木にとまって羽を休める鷺にむかって
カヤックを急いで漕ぐ！

何度も驚かせちゃってごめんね～～
そして・・・思わず息を呑むその美しい瞬間をありがとう。