イリオモテ旅日記

旅の途中で足止め。引寄せられたか?引寄せたのか?出逢と発見、楽しいと感謝。島で過ごす時間で感じたことを綴ってます!

どんぐりや~

2011-10-31 23:03:04 | 島 しょくぶつ

 週末に久々に入る予定にしているフィールドの下見に行ってきました~
 ちょうど、一年前は中学校の行事でとってもきれいに道を作った山道だったのに
 一年もしたら、道が見えなくなるくらい下草や蔓性の植物が繁茂していました。
 元気モリモリの西表ジャングルです。

  それにしても。。。山にはたくさんのどんぐりや~~

  猟場のドングリ全然落ちてないのになぁ。。。
 集めて、まいとくか(笑)

     

ビーチクリーンアップ in鹿ノ川

2011-10-30 22:24:53 | 島 うみ
 
  西表島には周回道路がなく、島の南西部は特になかなかアクセスできません。
  鹿ノ川湾は島の南側に位置する大きな湾。
  ダイビングをする方には憧れのマンタがよく現れるポイントです。
  この夏、開催予定だった鹿ノ川でのビーチクリーン活動、台風の影響で海が時化て中止。
  今回も北風が吹いて海上が時化始め、危ういなぁ。。と当日の朝まで中止かな~と思い込んでたけれど
  予定より早めに帰港して、どうにか開催することができました。

 
  到着すると、ビーチにゴミが全然見えませんでした。
  大きな台風が当たらなかったから、あまりゴミが漂着しなかったのかも。。。

  と思いきや、ビーチ奥の草むらにたくさんのゴミが。風に押されてしまったんでしょうね。
    

 毎年恒例となっているこの行事は、石垣島から海上保安庁の船で参加する人も含め、
 たくさんの人たちが参加しましたよ~!
 午前中にめーいっぱいゴミ拾いをした後は、1時間ほど自由時間。
 ビーチコーミングをして各々宝物探しをしていました。
 憧れのビンダマや、鹿ノ川貝と呼ばれる稀少な貝、ジュセイラを拾っている人もいました!
 
 それにしても、今回のビーチクリーンでは漂着ゴミではなく、キャンプのゴミが目につきました。
 小さなペットボトルにいれたお醤油とか、インスタントラーメンのゴミ。
 それもわざわざ、砂の中に埋めたようで、マナーの悪さに呆れてしまいました。
 分解するはずもないビニールゴミ、もし海に流れてしまったら
 クラゲと間違えて海ガメが食べてしまうことも・・・
 海で生きる動物たちにとって死につながることなのになぁ。。。

 
  いつまでも美しい八重山の海であり続けますように。。。
  と毎回参加して感じるビーチクリーンアップの活動です。

   
 
  

やまがっこう

2011-10-29 22:57:47 | 島 りく

   今年も大きな台風の直撃を免れたシーズンでした。
   さ~て、今季も期待大!!
  
   準備を始めています。
    
     まずは錆びていた鉈を磨いて。道具の準備を。

 下見も大事。同じ猟場でも全然様子が違うんです。
   
  ホラ、これ見てみろ。デカイ奴がいるぞ!!縄張りを示した痕。高さからすると、かなりの大物。。。

  昨年はどんぐりの実がたくさん落ちていた猟場だったのに、今年は全く落ちていません。
  そのせいか『コレデモカッ』というくらい、土を掘り返して餌を探し歩いています。
  種植え前のうちの畑も掘り返してほしい(笑)
  こんな時は罠をかけづらいんだよ。とがっかりの師匠です。

  とこんな感じで山学校、今年も始まっていますよ~!

シーズンはじまる

2011-10-26 21:51:26 | 島 りく

   
    今年も、修学旅行生がたくさん島にやってくる季節になりました~!!
    普段、都会で生活している彼ら。自然の中で思いっきりはしゃぐ姿は微笑ましい。。。
    若いエネルギー、私もたっぷり頂きま~す(笑)

六坑山

2011-10-21 21:28:46 | 島 りく
 
 あまり知られていない西表の歴史のひとつに、明治から戦後にかけての間
 石炭の採掘事業が盛んに行われていたということ。
 かつては黒いダイヤモンドと言われた石炭、沖縄県では西表島にだけ見つかったそうです。 
 2007年経済産業省が近代化産業遺産群として、西表島の炭鉱も認定され
 ある一部では保全され、炭鉱跡地を訪れることが容易になりましたが
 ジャングルの中に埋もれてそのままになっている炭鉱跡地がほとんどです。
 そのひとつの六坑山へ、いつもお世話になっているMモトさんに案内してもらいました。
 六坑山は、6つの坑道があることから名づけられましたが、
 ほとんどの坑口が崩れてしまって、教えてもらわないと気付けません。
    Mモトさんの猟場でもある六坑山
   猟期に向けて道を整備しながら案内してもらいました~

  これが一つ目の坑口。
 ジャングルの中に埋もれてしまっています。

     黒っぽいのが石炭
    ここの炭層は30センチと薄い層なんだそうです。

   坑道には通気口も掘られています。
   こちらは5つ目の坑口の通気口だそうです。
  
    石炭は植物の化石。炭層の中には、こんなものもあったりします!
     珪化木
    まるで枯木のようですが持ったら重い!珪酸がしみ込んで硬くなったものです。
  
  ジャングルの中へと消えていこうとしている炭鉱跡地ですが、
  今の近代化された日本の産業を支えた歴史のひとつとなります。
  西表炭鉱で働いていた坑夫は、マラリアの脅威にさらされ、その上過酷な労働を強いられため
  逃亡する人が大勢いたそうです。逃亡に失敗して捕まった人は見せしめのためリンチを受けたり
  逃げだせたとしても、ジャングルの中から出ることができなかった人もいたそうです。
  このように多くの方が犠牲になった事実も忘れてはならないことなのでしょうね。。。