島に存在する外来種と呼ばれる動植物。
もともとある生態系に多大な影響を及ぼす種がほとんどです。
特に繁殖力の強いもの。
そんな外来植物の駆除作業を環境省が主催したので、ボランティアで参加してきました!
今回はボタンウキクサと呼ばれる水生植物です。
別名ウォーターレタス 美味しそうな名前だけど食べると大変。葉には細かい毛がついていて不味いようです。
観賞用にと持ちこまれたようですが、
繁殖力がとても強く自生している場所ではあっという間に水面を覆い尽くしてしまいます。
2ミリほどの小さな種を持つボタンウキクサ。
駆除する方法もひとつ間違えるとまた新たな繁殖場所へと繋がってしまいます。
目の細かいネットの上に引き上げたボタンウキクサ。
さらにカバーをして流出を極力防ぎます。
雨が時折降りしきるなか、約1時間半の作業で一部の繁殖場所はスッキリと水面が見えます。
水面を覆い尽くしてしまうボタンウキクサ、今では絶滅危惧種にしてされている植物への影響が心配です。
ミズオオバコ。こちらでは「タークブ(田昆布)」と呼ばれ食されていました。お汁に入れたりおにぎりに巻いたり。
食したことはありませんが、なかなか美味らしいです。
タークブも昔に比べると数が少なくなってきているようです。農薬にも弱く、きれいな水でしか生息できないよう。。。
さーどんな環境になっているのか??と駆除作業だけでなく、生物観察も。
写真では見づらいですが、たくさんの小さな生き物たちが棲んでいました。
カニ・ヌマエビ数種・カワゲラ・ガムシにミズスマシなどなど!まだまだきれいな水なんでしょうね!!
今回駆除作業したのは、西表では初めての試みだそうなので今後の環境変化の観察が必要ですが
美味しいタークブが増えて、生き物たちがもっと住み心地が良くなるとよいなぁ~~