祇園精舎の鐘の音

さんざん持ち上げ媚びてた政治家やマスコミやメディアは、
手のひら返してバッシングを始めると、さすがに今回ばかりは
大衆もそんな彼等の姿に苦笑しているように見える。

しかしながら、ＧＬＡＳＳの世相談義も鋭くなってきたものだ。
ニッポン放送株争奪戦あたりから、
お調子こいて、勘違いが始まったホリエモンを見ていて、
危ないなぁと言い続けてきた。
総選挙に出馬したときは、完全にやられると断言した。
予想どうりの結果となってしまった。

僕はホリエモンという人物や彼の事業には何の興味も関心もない。
ただ、恵まれた才能と天性と情熱を持つ新しい力が
世にでてくることに期待していた。
時代とはいつもそうやって少しずつ変わるからだ。
だから急ぐ必要など何もなかったのだ。

しかし、若い力はみなぎるあまりに、待ちきれずに急ぎ足となる。
これもまた世の常。
本当に天下を盗りたいならば、より高く飛ぶために
よりグッと屈んで欲しかった。
それだけが残念だ。

ちと偉そーーーうに言わしてもらいますと(~_~メ)
結論として、
日本の資本主義体型や大衆構造は何も昨日今日生まれたものではない。
明治維新以降、欧米からの借物文化と日本人の持つ古典的気質が
ほどよくブレンドされて今がある。
そのことを３０そこそこの若き実業家に理解させることは無理だったのだろう。

日本という国は、見た目と中身は全く別物だということだ。
日本が資本社会主義と言われる理由はまさにここにある。
日本では、決してビルゲイツは生まれない。
それを証明する出来事だった。

●ポイント
1・なぜ今特捜が入ったのか。
2・ヒューザーとはどんな会社なのか。
3・楽天三木谷とは
4・ホリエモンは本当は今何をしようとしていたか
5・小泉自民党が葬りたいものは。
調べてみてください、共通のキーワードがあります。

それにしても、テリー伊藤って曲者だねぇ。
この人も今後マークしてみたら面白いと思います。