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理想の世界とは‥

2011-05-17 | 諸行無常…let it be
皆様ご存知のごとく
地震直後から”メルトダウン”だった発表で‥手遅れかもしれないことがたくないある。

もはや全てが論外なことばかり‥飲み屋レベルじゃ語るも無意味な事態となってきた。

東京における僕等の今後は、タイミング次第となるだろう。


‥忘れない内に、ずっと保留にしてた”介護”について記録しておこう。


日本ばかりじゃない。

老人介護の問題は、台湾、韓国、中国‥かなり深刻な状況らしい。


僕は‥利用者と言う言い方に非常に嘘っぽい違和感を感じるから使いたくない‥

だから”老人”で良いと思う。

僕は”お年寄りと、介護を通して共に、人生を見つめ、共に”生きる”を語ろう””

そんな施設や事業所があるものとばかり信じてやってみたが、今のところ全くない。

そんな思想ある介護士もどこにも見当たらないのだ。

それが日本の介護の姿でもあるようだ。

そこに失望したのは僕だけじゃなく、多くの介護士等がそれが理由で転職していった。

僕の場合は、日本の介護業界に早く気づきなさいを言いたい一人である。
‥が正しい。

それは介護士さんの責任ではない。
施設や事業所や介護学校が悪いのでもない。

現場働く、介護士の皆さんは、本当に日夜休みなく頑張っている。
その姿に僕はまず感動して、介護に興味を持った一人でもある。

もっと待遇を改善したり、労働環境を改善すべきだとも思う。

しかし、そのことと”日本の介護のあり方”とは違う。

そもそも、日本の老人介護事情の根本が間違っている。
それが原因だとわかった。

本来が、日本人のお年寄りへの尊厳と文化は、”姨捨”である。

これは、互いの尊厳の上で成立した日本文化だ。

ベースに仏教や儒教思想がある。

それは日本人の心の根っ子に、延々と思想としても、今も存在している心だ。

そこを出発点とすべきなのだ。

ところが日本の老人介護は、キリスト教的な介護思想のもとにやってるから‥チグハグでチンチクリンな介護や介護法でしかない。

仏教思想の介護士が、キリスト教思想の介護法で、仏教思想のお年寄りをケアするのだから、滑稽以外の何者でもない。

僕が何よりも介護やってみて虚しさを感じたのが、お年寄りが”介護を受ける有り難み=介護保険”しか得られないことだ。

だから全く何も解決していない。
孤独死や自殺が後をたたないのは当たり前。
根本をわかってない介護士が、どんなに自分の担当するお年寄りを励まそうと、愛情かけようと何も変わらない。

だから、無力を感じた介護士は続かず去っていく。

まともな人は、みな介護業界に見切りをつける。
応えられる介護師匠もいないからだ。

世間から見たら誰でもわかること。


しかし、その”当たり前”に気づかない人々が介護業界を仕切る以上、相撲業界と全く同じ道をたどるだろう。

近い内に、間違いなく大きな事件が起き、社会問題となり、介護のあり方に、一石投じることになるだろう。

それまで待つしかないのかもしれない。

老いていく孤独。
死んでいく孤独。
死を待つ孤独。
伝えたい孤独。
今ある自分への孤独。

暗闇に一人物思う孤独と不安を、なぜ理解出来る介護士を育てられないのか。

三途の川の畔の船着場までお供することが、介護士の最も大切な仕事だと思っている。

赤鬼さん青鬼さんとお年寄りが仲良く笑顔で手を振り合う姿をお見送りできる喜びこそ介護士の醍醐味だと思っている。

笑顔と涙が表裏一体であることの意味を、理解できる介護士を育てて欲しい。

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